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暗記するからつまらない!暗記しない社会は楽しい!

暗記しなくても社会はできる

社会の授業というと暗記がつきものなような気がしますが,実はPHIでは暗記はほとんどしません。暗記するのは基準となる最低限の年号くらいです。それ以外は全く覚えろとも暗記しろとも言いません。そしてテストもやりません。でもテストや模試,過去問,入試では点数を取ってきます。それどころか社会が苦手だという子が次々と高得点を取ってくるようになります。これは学校や他の教育関係者にも驚かれますが,実はたいしたことはしていません。それどころかご家庭でもできるような事しかしていないのです。今回はそんな実際にPHIで行った社会授業の様子をご紹介致します。

PHIはどんな社会の授業をしているのか?

一言で言えば「子どもの知識欲を満足させる授業」です。綺麗な言葉で言えば。はっきり言ってしまえば,「テキスト無視の授業」です。先日選挙がありましたね。その時にはこのような授業展開がありました。

先生 「はい,じゃあ授業やるよー。」

Aさん 「先生!授業の前にちょっといいですか?日曜日に選挙があったじゃないですか。あれがよくわからないんです!」

先生 「あぁ,選挙あったね。何の選挙?」

Aさん 「えーっと…」

Bさん 「衆議院選挙じゃなかった?」

Cさん 「違うでしょ,参議院じゃない?」

Aさん 「てか衆議院,参議院って何?」

Cさん 「どっかに書いてあったよ。ほらここ。」

Aさん 「あぁ,ほんとだ。で,どっちの選挙?」

Bさん 「3年に一度半数を変えるとか言ってたから参議院じゃない?」

先生 「で,どっち?」

ABCさん 「参議院選挙!」

先生 「そ,参議院選挙。で,何がわからないの?」

Aさん 「改憲勢力が3分の2を超えるとか超えないとかニュースで言ってましたけど,どういうことですか?」

先生 「改憲って何?」

Bさん 「憲法を変えることでしょ?」

先生 「そうそう,憲法の変え方って教科書に書いてあるんじゃない?」

Aさん 「どこどこ…?」

Cさん 「あ,あった!衆議院,参議院で両方とも3分の2以上の賛成が必要だって。」

Aさん 「あーそういうことね!」

Bさん 「でも改憲勢力って何よ?」

Cさん 「勢力って言ったら…憲法変えようって言ってる政治家の集まりでしょ。」

Aさん 「でもたしか自民党は3分の2いってないよ?」

Cさん 「あーそうか。あ,でも自公連立だから公明党も合わせれば超えられるかもってことなんじゃない?」

Bさん 「あーなるほどね!」

Aさん 「でも先生,なんで憲法変える必要なんてあるの?」

先生 「それはね…(割愛)…ってことなんだけど,どう思う?」

Bさん 「えっ!?それっておかしくない?」

Cさん 「いや,おかしくはないでしょ。」

Aさん 「でもさ…(割愛)」

こうして全ての時間が参議院選挙と憲法改正についての討論会となり授業の時間が終了

先生 「うん,今日やる予定だった所全くやってない!ま,いっか(笑)入試の勉強は自分でやっておいて,またわからなかったら言って。」

ABCさん 「はーい。」

わりといつもこんな感じ。初めて子どもからこんな授業だということを聞いた方は,

「先生…そんな感じで本当に大丈夫なんでしょうか…」

と心配したりするようですが,PHIの社会の授業楽しいみたいです。毎年,毎日子ども達が「社会やりたい」「社会の授業がいい」と言ってきます。

教科書通りの授業なんてやっていませんし,やったとしても教科書のレベルなんて超えてしまっていますし,全然テスト対策になんてなっていませんが,それでも抜群に成績は上がります。社会嫌いだった子でも,好きになっていく子がほとんど。冒頭のラインのメッセージをくれた子もその一人。こうやって思っていることを理論的に言えるようになれば勝ち。興味を持つから自分で情報収集して成績何て勝手に上がっていくのです。

テキストを教えるのではなく「社会」を教える

大切なのは社会の点数を上げることではなく,社会に疑問を持たせることなのです。教科書やテキストは教えるため,勉強するための材料に過ぎず,それにこだわる必要なんてないのです。

PHIの子どもたちは本当にくだらないところに興味を持つ。
 ↓
そこに疑問が生じる。
 ↓
勝手に調べるようになる。
 ↓
結果的に普段の勉強でも調べるようになる。
 ↓
勝手に成績が上がる!

こんな感じです。正直興味だけ持って成績が上がらない子もいます。一部分の単元にしか興味を示さない子もいます。でもそれはそれでいいのです。無関心よりははるかに可能性がありますから。

実際PHIの子の新聞の購読率はかなり高く,今日の記事の話をしてもほとんどの子が既にその話題を知っています。しかも子ども新聞ではなく普通の新聞を読む子も多いのです。まぁだからわからないことが多くて聞いて来るのですが。時々みんながニュースの話をしているときに,新聞を読んでいなくて「そんなニュースあったの!?今日新聞見忘れちゃったからなー!」なんて会話が聞こえてきます。社会が嫌いだった子も,こうやって日常の社会に触れていくことで興味が出てきて,結果的に社会ができるようになるのです。

選挙の疑問

テストのための勉強が子ども達の興味を奪う

現在主流の学校大手の塾が行う授業を批判をするつもりはありませんが,特に主体的に考えず,教えられたり聞いたりしたことだけを鵜呑みにすることを要求してきた今までのような詰め込み教育では,自分で判断できる大人にならないことが多いのです。判断ができないから投票に行かない,よくわからないから聞いたことがある政党や候補者に投票してしまう。候補者や政党の公約の比較検討なんてする人はほとんどいないのが現状でしょう。だからAKBの総選挙と変わらないような,タレントやスポーツといったところで知名度がある人を擁立するような選挙になる

極端だと思うかも知れませんが,社会の授業なんて教科書通りやる必要なんてないのです。大人も含めて「社会は嫌い」という方が多いのですが,子どもは本来放っておけば勝手に考えていくものなのです。まして意見を求められるような環境ならなおさら。ちょいちょいお題を放り込んであげれば勝手に勉強します。テストに必要なことは自分で勉強すればいい。こう考えると,社会ほど自分で勉強させやすい科目はないのです。

要するに誰でもできるってことです。もちろんお父さんでもお母さんでも。

「え!?でも教える知識が…」

とよく言われますが,教えるわけではないのですから,そんな知識なんてものはいりませんテーマを与えてあげればいいのです。一緒になって考えて,子どもに意見を持たせ,自分の考えを言わせてみればいいのです。それがあってるか間違ってるかなんてどうでもいいこと。間違っていればどこかで恥かいて勝手に修正されますから。

社会を捨てているのなら構いませんが,何とかしようと思っていて,でも何ともなっていない方は,思い切って点数を追い求めることを捨ててはいかがでしょうか。点数や偏差値何て見ずに,子どもが興味を持つ話題だけに付き合ってあげればいいのです。社会何てこれだけで点数が取れるようになります。

PHIの教え方を真似をしてみたという先生や保護者の方々もいらっしゃいますが,割とうまくいくというお話を伺っております。もちろん保護者の場合はプロではないので,そう簡単にもいかないという話もお伺いしています。社会しか上がらないというお話も耳にします。その時はPHIへご連絡頂ければ,今までとは全く異なるアプローチで勉強をできるようにして差し上げます。もちろん社会以外の科目も成績を上げられますのでご心配なく。

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