道管は内側は丸暗記ではない
他塾から来る子が道管と師管を間違えて覚えているということは良くあります。
みんな口をそろえて言うのが、「ミス」「勘違い」「忘れた」
しかしこれ、理屈がわかっていれば、忘れるようなものではないのです。
なぜ道管は内側?
ノート準備中

この生徒が書いたノートを見て頂ければおわかりになると思います。
道管は途中で分岐して葉へ向かいます。
そのとき、内側の管が葉の表に来ます。
葉の表と言えば、光合成をするところ。
そう、光合成をするためには水が必要なので、道管は茎の内側なのです。
もう師管が外側の理由も説明できますね?
光合成によってつくられた栄養(でんぷん)は葉の裏側の師管へと流れていき、茎へ向かっていくのです。
葉の裏側から茎へ合流すると、茎の外側に来るんですね。
でんぷんは師管を流れない
ついでにちょっと確認しておきましょう。
じゃがいもや植物の葉ででんぷんを確認する実験をしていることから、師管に流れている栄養とはでんぷんのことだと思っている子が多いのですが、でんぷんは師管を流れません。
よく思い出してみましょう。
でんぷんは水に溶けないのです。
ということは、そのままでは師管を流れることができないのです。
この勘違いをしている子は、他の勉強でも何も考えずに丸暗記をしている可能性が高く、いずれ伸び悩みを起こします。
ファイの塾生のように、ここに疑問を持って「あれ?おかしいぞ?」と思える子は大丈夫(笑)
話を戻して、もう一度考えてもらいましょう。
でんぷんは師管に流れずにどうなっているのでしょうか。
作られたでんぷんは、ショ糖(スクロース)へと変えられます。
ショ糖(スクロース)は水に溶けるので、師管の中を流れていける、というわけです。
「覚え間違い」で済ませるか、「なぜ?」と考えるか、この差は積もれば積もる程、大きな差になっていきます。
こういうふとした疑問を根本から解決できるのがファイ。
安くするためにオンライン化した授業とは、根本的に質が異なりますよ(^^)/
⇒ 他では真似できない!ファイの遠隔指導の特徴とその成果
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