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怒らなくても子どもは変わる
ケース1:夏のしおりに書いてある1日の生活計画を見て
さて、今日は他の教育者からも教えて欲しいと言われる、子どもの締め方について実際のケーススタディーを交えてお話ししてみようかと思います。
まずは夏のしおりに書いてある1日の生活計画を見て話したものを紹介。
「計画なんてどうせこの通りならないじゃないですか。適当です適当!」
「で、実際はどういう生活をするの?」
「ちゃんと勉強もしますよ!」
「何時間?」
「2時間ぐらい。」
「アホか!この勉強時間と自由時間を交換しろ!」
「えぇー!?無理です!そんなに勉強できない!」
「やれ(・∀・)」
「無理ですって…せめてこれぐらいに…」
「ダメ(・∀・)」
「わかりましたよー書き直しますよ。。。こんな感じでどうですか…?」
「うん、まぁいいだろ。じゃあこの分の宿題出すから、やらなかったら何があっても翌日提出な。」
「はーい。。。」
この子は最初に計画なんてどうせ守れないから適当、と自分で言っています。
言っているにも関わらず、ウソでも勉強時間を増やした計画を立てる事を嫌がっています。
これは計画を立てると守れないとは思いつつも、やらなければならないという気持ちがある証拠なのです。
そのため嫌がっていたのですが、書き直してきました。
すると勉強時間が6~8時間ぐらいに増えてました!
本当にやるかはともかくとして、少なくとも最初の2時間の計画よりはやるようになるのです。
ケース2:夏のしおりに書いてある1日の生活計画を見て
「なんで食事に1時間半もかけてるの?」
「いや、なんとなく。」
「朝起きてからのこの2時間の空白は何?」
「いや、なんとなく。。。」
「何となく1日どれくらい勉強するの?」
「6時間ぐらいかな?」
「睡眠時間は何時間必要?」
「6時間でいいと思う。」
「食事と風呂は?」
「1回1時間もあれば十分かも。」
「自由時間とは他に必要なものは?」
「んー特にいらないかな。」
「そう、じゃあ勉強時間は何時間取れるの?」
「えーっと…14時間ぐらい取れるかな。」
「この計画と全然違うけど…」
「いや、よくわからないから適当に書いたんですよ!ちゃんと14時間目指して頑張るから大丈夫です!」
要するにこの子の場合はボーっとしてる時間が多いから計画にもそれが反映されてしまったのでしょう。
実際14時間は現実的に相当切り詰めなければできることではありませんが、できない事もありません。
お風呂にノート持ち込んで勉強する子もいますし。
時間数が全てではありませんが、時間を大切に使えていない子は、時間がどれだけあるのかを意識させることも大切なのです。
ケース3:宿題が終わらない言い訳に対して
「暑くなってきたら集中できないんです!」
「そっかー、暑いと集中できないもんね。」
「弟も邪魔してくるんですよ!」
「まぁ遊びたい年頃だしねー。」
「だから夜やろうとするんですけど、終わらないんです!」
「そうだよねー夜は寝なきゃいけないもんねー。」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「で?」
「だから宿題終わらないんです。。。」
「終わらせたいけど終わらないの?」
「終わらせようとは思うんですよ!」
「そう、なら終わらなかったら終わるまでここでやって帰っていいよ(^O^)」
「え・・・?」
「終わらないんでしょ?やっていっていいよ!終わるまでお迎えいりませんってお母さんに言っておくね!」
「え・・・(@_@;) いや・・・それはちょっと・・・」
「大丈夫だよ、終わったらちゃんと迎えに来てくれるから!」
「えー!?いやー・・・そのー・・・頑張ってやってきます。。。」
「うん、頑張って来てね!(^O^)」
典型的な言い訳っ子をやらせたいならこの手ですね。
基本的にあー言えばこー言うので、相手の言い分は受け入れてしまいます。
でも、達成してもらいたいことをだけは確実にやってもらいます。
有無は言わせません(笑)
ちなみにこの子は宿題をやっていない訳ではなく、まとめが手抜きな上、点が取れていなかったのでこのような話になっただけです。
こんな話をしていますが、普通の子よりは断然やってますよ!
これらを真似して頂ければ子どもは自分で考えてやるようになります。
慣れてしまえばそんなに難しいことではありません。
ご家庭でもできる手法を紹介しましたが、うまく行かない場合はファイへご連絡下さい。
月1万円からアドバイザーをしています(^^)/
「何この計画。」