この漢字の意味,説明できますか?
早速ですが,次の漢字の意味は説明できるでしょうか。
- 「気位」
- 「古希」
- 「希求」
- 「関所」
- 「手練手管」
- 「喜色」
- 「旗印」
- 「小康」
- 「挙行」
- 「郡部」
テストしたいわけではありませんので解答は省かせて頂きますが,読み方すら怪しい漢字ありませんでしたか?
一応読み方は書いておきますね。
- 「気位」 「きぐらい」
- 「古希」 「こき」
- 「希求」 「ききゅう」
- 「関所」 「せきしょ」
- 「手練手管」 「てれんてくだ」
- 「喜色」 「きしょく」
- 「旗印」 「はたじるし」
- 「小康」 「しょうこう」
- 「挙行」 「きょこう」
- 「郡部」 「ぐんぶ」
全部漢検7級(小4レベル)の漢字
キリがないので10個だけ抜粋しましたが,実はこの漢字,漢検を主催している日本漢字能力検定協会が,準拠教材として自ら出しているテキストに載っている漢字で,級は7級(小4レベルの漢字)です。
繰り返しますが,第三機関製作ではなく,漢検教会自ら作成している準拠教材です。
まぁそもそもこの出題がどうなんだという意見もあるとは思いますが,漢検はもはや漢字学習の基準とも呼べる試験。
これがスタンダードだと考えることにしましょう。
要するに,子ども達はこのように大人ですら意味を説明するのが苦しい漢字を,ただただひたすら書いて覚えさせられているのです。
今はあえてわからなそうな語句を抜粋しましたが,子ども,まして小4ではもっとわからない言葉が多いので,テキストに載っている漢字の意味は半分程度理解できるかどうか,と言ったところでしょう。
漢字の勉強は一人では限界がある
ちなみに漢字に関しては,中学生ぐらいから自分で調べて理解できるレベルになってきます。
それでもまだまだ厳しく,常識的な言葉に関して辞書を引いてある程度理解できるようになるのは高校生ぐらいからなのです。
ほら,時々経験ありません?
わからないから調べたら,調べた語句の説明の中にまたわからない語句がある,みたいな。
中学生ぐらいまでは自分で調べてもそんな感じになってしまうのです。
それにこの例の「関所」「旗印」に至っては,主に出てくるのは歴史です。
でも歴史を勉強するのは普通にいけば小6なんですよ。
言った事がある,見た事があるといった子以外は,知っているはずもありません。

漢字の意味を補助してあげるかどうかは国語力にかかってくる。
だから漢字練習は補助が必要なのです。
たかだか漢字練習と思われるかも知れませんが,意味を理解させてあげる補助なくして書かせる漢字練習は,本当に単純な「作業」でしかないのです。
漢字練習にそこまで付き合う時間もないのが現実ではありますが,もし少しでも時間が取れて,勉強の事に口を出すのであれば,漢字の意味を説明できるように補助してあげるのは,国語力をつける上でもとても有効なのです。
反抗期前ならば,ぜひ一緒にやってあげて下さい(^^)/
子どもをバカにするような事はしないように注意しながら(笑)
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