漢字の成り立ちはじっくり考える価値がある
「障子」という漢字を「障紙」としてバツになったこの子。
この子はPHIで教えるまで,漢字の意味を考えずに書きまくって覚えてきた子でした。
それゆえ漢字は全く出来ず,1つ下の学年どころか,2つ下の学年の漢字ですら書けないことも。
そんなこの子に漢字の勉強を教えて早一年。
今では学年相当の漢字も書けるようになり,学校の漢字テストでは一問間違いというところまで成長!
そんなこの子がこの間違い。
聞くと,
「障子って紙だから,絶対に紙だと思ったんですよ!なんで子どもの子なの!?」と。
今まで意味を考えて来なかったのに,意味を考えて漢字を使うようになってる!
些細な事ですが,めちゃくちゃ嬉しかった(^^♪
さて,なぜ障子が子どもの子を使うのでしょうか。
なかなかいい視点なので,調べさせてみました。
子どもの子には,「ちょっとした道具」という意味があるのです。
つまり、障子というのは,「さえぎるためのちょっとした道具」という意味なのですね。
帽子,硝子(ガラス),椅子も同じ使い方ですね。
- 帽子:かぶるためのちょっとした道具
- 硝子:硝(ガラスの原料)を使ったちょっとした道具
- 椅子:椅(イイギリ,植物の種類)を使ったちょっとした道具
- 障子:光をさえぎるためのちょっとした道具
というわけです。
漢字練習は量が多くてついついひたすら書かせて練習させてしまいがちですが,意味を1つずつ考えていくと熟語に強くなります。
熟語に強いという事は、覚える漢字が激減するということです。
正しい漢字練習は早いうちに身に着けさせてあげて下さいね(^^)/
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