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失敗しない電子辞書の選び方
電子辞書の準備は必要?
これから中学校へ上がる準備、高校へ上がる準備として電子辞書を用意する方も多いでしょう。
しかしいざ電子辞書を買おうとすると種類が多くてどれを選ぶべきか迷いますね。
そこで今回は電子辞書の選び方のお話を致しましょう。
まずそもそも電子辞書が必要なのかどうかについてですが、電子辞書があった方がいいのは間違いありません。
まずはその理由からお話しましょう。
電子辞書は持っていた方がいい理由
まず以下の点について考えてみて下さい。
- 学校で英語の発音記号を教えてくれない。
- 発音記号は読めても、正しい発音が出来ない。
- 紙の辞書では所持できる種類が少なく、中身が物足りない。
- 紙の辞書ではかさばるので持ち歩けない。
- 調べる以外の便利機能を使いたい。
- スマホで調べると他のアプリの誘惑に負ける。
この中から3つ以上当てはまるなら、電子辞書の方が使い勝手がいいでしょう。
もちろん紙の辞書には紙の辞書ならではのメリットがありますが、ここでは割愛。
学校の先生によっては電子辞書反対派の方もいらっしゃいますので、学校に持っていく場合は学校の先生の指示をよく聞いて下さい。
中学生が高校生用を使っても大丈夫?
電子辞書には中学生用と高校生用があります。
中学生は中学生用、高校生は高校生用を購入することと思いますが、どうせなら高校生になって買い直さなくても大丈夫なように高校生用を買っておくべきかと考える方も多いはず。
結論から言いますと、調べるだけなら中学生が高校生用を使用しても問題ありません。
なぜなら入っている辞書自体は中学生用も高校生用も大して変わらないためです。
こっちには入っている辞典があって、こっちには入ってない辞典があるといって比較する人もいるのですが、現実的に多用する辞書は国語辞典と英和辞典ですから、辞書の差は気にする必要はありません。
ファイの塾生は様々な電子辞書を使っていますが、自分の辞書には載っていないといったケースは稀で、授業中に出てきたマニアックな専門用語や最新用語ぐらいです。
メジャーな電子辞書ならば教科書や入試レベルで載ってない用語があるなんてことはまずありません。
アプリの違いは?
アプリは中学生用と高校生用で大きな違いがあります。
特に英検アプリや単語帳アプリ、検定などの対策アプリは中学生用なら中学生のレベルに合わせた内容に特化しており、高校生用には高校生のレベルに合わせた内容に特化している傾向があります。
また、機種によっては搭載されていないものもあります。
電子辞書を使い倒すことを考えるのであれば、これらの機能は選ぶときの基準になるでしょう。
しかし現実的には通学途中に電車内やバスで勉強したり、休み時間にちょろっと勉強したりする時に使う以外、ほとんど使う機会がありません。
机に向かってガッツリ勉強することを考えるのであれば、アプリをやるよりも問題集を解いたりまとめたりする方が効率がいいためです。
やはりノート、問題集、参考書での勉強がアプリに勝ります。
よって細切れの時間を有効活用することを考えるのであれば、中学生は中学生用、高校生は高校生用の方が使い勝手がいいでしょう。
オススメの電子辞書は?
結論から言えば何でもいいのですが、安物を手にしてしまうと機能が足りないこともあるので、メジャーなものを紹介しておきましょう。
- カシオ エクスワード (CASIO EX-word)
- シャープ ブレーン (SHARP Brain)
の2つで、実はファイの生徒もこの二者択一です。
これも好みで分かれると思いますが、シャープは可愛らしく、カシオはスタイリッシュな印象を受けます。
ファイは比較的女子が多いためか、シャープのブレーン(SHARP Brain)を持っている子が多いようです。
また、アプリの種類もシャープの方が充実しています。
SHARP Brain PW-AJ2 中学生モデル
360°くるっと回転してタブレットの様にも使えます。スマホと同じ充電方法なので、出先で充電不足になってもモバイルバッテリーで充電できます。学習のためのアプリが充実。手書き入力、書き込みもできます。英語に力をいれたアプリが多く、辞書が充実しています。
CASIO XD-SX3800 小中学生モデル
小学生の内容も充実しているため、小学生から中学生まで使えます。中学生には不要と思われるかも知れませんが、知識系は小学生のものがある方がより深く学べます。アプリはありませんが、収録辞書やテキストの数は多く、語句の数で困ることはありません。また、日本文学や世界の文学、クラシックといったものも多数そろえています。手書き入力もできます。
本当に大切なのは電子辞書ではない
最後に学習法指導者として一言添えておきますが、どの辞書を選ぶかで学力が決まるわけではありません。
どう使うかが重要ですし、使える学力(学ぶ力)があるかも重要なのです。
ハッキリ言えば、使う(調べる)技術と学力(学ぶ力)レベルが伴っていなければ振り回されるだけなのです。
ここまで話しておいて何ですが、電子辞書なんてメジャーなものから対象年齢と見た目で選んでおけば何でもいいのです。
それで物足りなくなったら新たに買い直せばいいだけですし、物足りなくならないのであればそのまま使い続ければいいだけ。
何度も買い直すお金がないということでしたら高校生用を使わせておいても問題ありません。
もしくは高校生で必要になるなら自分で買わせればいいのです。
もう義務教育でもありませんし、自分が勉強したいなら自分で買うでしょう。
大切なのは何を使って勉強するかではなく、どうやって勉強するかだということを忘れないで下さい。
何を使ってどう勉強すればいいか、よくわからなくなったらファイへご連絡下さい。
学習法診断にて、あなたのお子様に合った勉強法を見つけ出します(^^)/
受験の時はお世話になりました。受験かつコロナの影響があったこの受験、先生のアドバイスのおかげで成績に一喜一憂せずに落ち着いて受験することができました。
さてこれから中学校に上がるにあたり、電子辞書を持ったせようと思うのですが、何かオススメはありますか?ちらっと見てみたのですが、辞書の数が多く、何が必要なのかもわからなかったので、教えて頂けると幸いです。
東京都 よしこさん