目次
今までみんな褒めてくれたのに…
とある卒業生がファイに来た時の事を話してくれました。
この子は今まで小学生の時に2つ、中学生で1つの塾に通って来ているのですが、それぞれの塾で
「〇〇ちゃんは良くできるから大丈夫。」
「この成績なら志望校にも行けるよ。」
と言われ続けていたそうです。
特に英語は本人も自信があったようで、自分もできると思っていたし、今までの塾の先生にも学校の先生にも、
「このまま頑張ろう!」
と言われてきたとの事。
実際くもんでも小学生の頃から英語をやっており、中学1年生の時の英語も90点台と、非常にいい点数が並んでいました。
数学がダメで学習法診断に。しかしファイを選ばなかった
英語はできていたのですが、数学が足を引っ張っており、それを何とかしたいということで、中1の冬に一度ファイの学習法相診断へ来て分析しました。
ところが、最初は数学を何とかしたいということで学習法診断を受けたのに、数学よりも自信があった英語にまさかのダメ出し。
「この点の取り方、全然ダメだね。これじゃ中2になって足元救われるよ?」
と。
この子はその時に言われた事をよく覚えていて、あんなこと言われた、こんなことも言われた、とよく覚えているなぁと思うほど話してくれました。
実際この子はその後、ファイはヤダと言って、他の塾を3つ程見て回ったそうです。
1つは集団塾で、2つは個別指導、3つめは少人数。
これらの塾は今の成績の話を聞いただけで、「大丈夫!」と言い、勉強のやり方も当たり障りがないような、同じ話ばかりされたそうです。
しかし冷静になって考えてみれば、集団、個別、少人数と、形態が違う塾にも関わらず、横並びの話しかなかったのはおかしな話ですが、当時は聞いたその時は褒めてもらえたし、志望校も狙えるって話をしてくれて嬉しくなって、一番褒めてくれた塾を選んでしまったそうです。
ところが中2の秋になって英語が急落。
その時に1年前、私が話したことを思い出したそうです。
「あの時(中1の冬の学習法診断の時)はありえないと思ったんですよ。得意だし、実際点数は取れてるし、英語は一番自信があったのに、なんでこんな事言われるんだろう。って悲しくなったんですよ?でも後になってよく考えてみたら、勉強のやり方とか指摘された通りだし、思い当たる節もあったし…」
私は勉強を好きになりたい!
そこでこの子はテスト後すぐに「ファイに行きたい!」とお母さんに言ったそうです。
するとお母さんは、
「本当にいいの?結構厳しいこと言われてたじゃない。お友達もいるし、〇〇学院の方が楽しくていいんじゃない?」
と言ってきたそうです。
後にお母さんから聞いたのですが、今まで楽な方ばかりに流れてきた娘を見て来たので、ファイに行きたいと言い出したのには驚いた。
だからかまをかけてみたそうです。
でもこの時、この子は
「塾を楽しくしたいんじゃなくて、勉強を楽しくしたい。」
と言ったそうです。
そこでお母さんは、
「英語は楽しいんでしょ?ならいいじゃない。」
と言ったそうです。
するとこの子は
「楽しいと思っていたけれど、このまま点が取れないと嫌いになるかも知れない。ちゃんとした勉強のやり方を知って、好きでいられるようにしたい。」
と話したそうです。
本人はそれらしきことは言ったけど、そんなにカッコよく言ってないと照れながら否定していましたが。
母自身も身に覚えがあったものの…
実はお母さんとしては、最初に学習法診断をした中1の時からファイを選んで欲しいと思っていたそうです。
というのも、お母さん自身が同じ勉強のやり方をやっていて、中1までは順調、そしてまさに中2から英語が転落を始め、中3では全くわからなくなり、それ以降高校に入っても苦手意識を持ってしまい、英語はできないままになっていた経験があったとのこと。
そのため、学習法診断の話を聞いたときは驚き、「娘も同じなのか…」と思ったそうです。
当然同じ方向には行って欲しくないため、現状を的確にわかってくれているファイがいいと思ったものの、当の本人は学習法診断から帰って来るなり不機嫌モード。
そして私にも、
「本人がその気にならないのに連れてきてもしょうがない。」
と言われ、諦めて他の塾を一緒に探していたそうです。
しかし、どの塾の説明も、私の学習法診断以上の話は出てこなかったと話してくれました。
上がって欲しいという期待はあったものの、「どこの塾も同じ。きっと下がるのだろう」という諦めがあり、実際急落した時は「やっぱり同じだったのか…」と思い、それほどショックは受けなかったそうです。
そのため、あのテストの後に自分からすぐに「ファイに行きたい」と言い出したことが嬉しかったと話していました。
勉強法をガラッと変えてリスタート。高校では苦手だった数学が得意科目に。
さて、ファイに入ることが決まり、散々ダメ出しされた得意だった英語はどうなったのかと言いますと、下がることなく順調に伸びました。
中3の定期テストでは満点までは取れませんでしたが、90点以上には復調することに成功。
さらに苦手だった数学と社会も上昇。
自己ベストも2回更新しました。
そしてみごと志望校に合格し、こんなことを話してくれました。
「こんな事もわかってないのに点数が取れて喜んでた自分がバカみたい。今なら先生が『こんな勉強じゃ話にならない』って言ってたのがわかる。あのままあんな勉強を続けてたら、成績伸びないし、絶対英語嫌いになってた。」
そしてこの子はそのまま英語を活かした道に進みたいと言って、大学は英語科へ進学しました。
高校では文型なので理系科目は必要なかったのですが、高1の段階では理系バリに数学ができたため、理系に行こうか迷ったほどだったそうです。
「結局数学は使う事がない道に進んじゃったけど、数学も英語も社会も成績が取れたのはファイのおかげ。ファイじゃなかったら英語1教科すら得意でいられたかわからなかった。そういえば先生、私大学生になって日経新聞読み始めたんだよー!まだ全然わからないけど(笑)」
そんな話をしていました。
今点数が取れているかどうかは大して重要ではない!
日本では早期英語教育というものが流行っているため、やけに早い段階から英語に触れている子が多いのですが、実はかえってそれが弊害になるケースもあります。
特に点数のみで評価される英語を続けていた場合、その傾向が顕著になります。
この子も英語の点数は取れていました。
しかしそれも最初だけ。
経験と勘だけで解く英語力に磨きをかけてしまったため、英語力は返って失われてしまったのです。
でも点数が取れているから気付かないのです。
今大切なのは点数が何点取れているかではありません。
どういうとり方をしているかが重要なのです。
この取り方で大丈夫かどうか心配な方は、学習法診断をお申し込み下さい(^^)/
コメントを残す