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1つ間違えただけでここまで!?ファイの中学生の定期試験対策
ファイの試験対策は学校のワークを活用
というご質問を頂いたので、お答え致します。
なお、この流れはオンライン指導でも教場指導でも同じです。
まず試験対策の開始時期。
ファイではおよそ1ヶ月前から試験対策を開始しています。
1か月前からまず行う内容は、学校のワークの完成です。
よくある「やっておきなさいよ」ではなく、ファイでは学校ワークそのものを指導しています。
ワーク指導の内容
指導している主な内容は、
- 試験範囲まで終わらせているか。
- ○×はつけているか。
- 学校に提出して点が取れるやり方になっているか。
- ×の所は理解できているか。
- ×はもう一度解いてできるようになっているか。
です。
夏休みなら学校の授業もありませんから、1か月前には学校のワークを終わらせる事は十分可能ですね。
夏休みではない場合は、基本的に学校の進度に合わせて完成させていきますが、ファイでは先取りも行っていますので、予習できる子なら試験範囲と思われる所まで学校のワークを終わらせてしまいます。
早期に完成させてより難しい、入試問題レベルに挑戦すべき子は早々に終わらせています。
自分で予習できるの?
と最初はみな不安になりますが、やり方を知らないだけで、結構できるものです。
もちろん手取り足取り勉強の仕方は教えていきますのでご安心を。
チェックテスト
学校のワークが完成したら、次はチェックテストです。
チェックテストは学校の教科書に準拠している教材を使用しています。
教科書に準拠しているため、試験範囲通りのチェックをする事が可能です。
このチェックテストを合格点を取るまで繰り返します。
その子のレベルやミスの具合などによって合格点を変えますが、基本的には目指せ100点です。
よく「チェックテストは簡単だから答えを覚えてしまって意味がない」という方がいらっしゃいますが、ファイで使用しているチェックテストは、教科書の発展的内容までチェックできるようになっているテストです。
また、試験範囲を数枚で片付くレベルではなく、大体1回の試験範囲で全科目合わせて100枚ぐらいになります。
単純暗記がよほど得意な子でなければ答えを覚えきれません(笑)
さらに、チェックテストの答案は1人1人、1枚1枚全て目を通します。
そこで
- 点数、所要時間の記録
- 弱点分野の把握
- ミスのパターンの把握
- 理解が不足している部分の把握
- 間違って解釈している部分の確認
を行います。
ファイではチェックテストを実施後、採点、直し、まとめまでを1セットとしているため、子ども達も1枚1枚の答案を割と丁寧に直し、まとめ、送ってきます。
答案チェックの時に本当に理解しているか、口頭で直接確認(試問)されますからね(笑)
例えばこんな感じです。
実際に指導したときの例を紹介しましょう。
実際の指導例
ケース1:社会
社会の地理の問題で「排他的経済水域」と答える所を間違えていた子に対して。
「排他的経済水域って何?」
「その国だけが経済活動を出来る海です。」
「経済活動って何?」
「え?えーっと。経済活動だから…魚を捕るとか?」
「それだけ?」
「えーっと…石油?」
「そうだね,魚などの水産資源や、レアメタルや石油などの鉱物資源なんかもそうだね。では排他的経済水域ってどこまで?」
「200海里!」
「何km?」
「約370km!」
「そうだね。では領海、領空、領土って何?」
「領土はその国の土地で、領海は領土から12海里、約22km。領空は領土、領海の上空です!」
「では排他的経済水域と領海の違いは?」
「排他的経済水域は、他の国は経済活動できないけど通る事はできます。領海は無害交通以外はダメです。」
こんな感じのやり取りが繰り広げられます。
そのため、単純に間違えた場所だけ覚える付け焼刃なやり方では通用しません(笑)
ケース2:数学
数学で、本当に理解しているのか怪しいと思われる子に対して。
「なんでここの式、こう置いたの?」
「え?ここを求めたいから?」
「そこを求めたいならこっちをこう置いてもよくない?」
「え?えーっと…わからないです。」
「だよね。答えのやり方そのまま覚えてきたでしょ。」
「はい。」
「それじゃこの問題しか解けないよね?なんでこういう解き方をしたのかまで考えないと。」
「はい。」
「この問題を解いてきて下さい。」
「え?こんなにですか!?」
「よくわかってないんでしょ?」
「でも時間が…」
「このテスト7分で解けたんでしょ?ならこれ全部やっても1時間もかからないでしょ。」
「はーい。やってきまーす。」
このような感じで、正解していても間違っていても、怪しいなと思う所は口頭で徹底的に確認していきます。
そのため、解答の丸暗記などのその場でしか使えないやり方は通用しません。
いや、通用させません(笑)
学校のノートやプリントもチェック
もちろんベースとなるのは学校のワークと教科書準拠のチェックテストですが、それ以外にも学校の授業で配られたプリントやノートなどを元にテスト勉強もします。
基本的に学校の定期テストは学校の先生が作りますからね。
やはり授業でやった事を押さえておくのは非常に重要なテスト勉強です。
子ども達もそれがわかっているので、
「学校でこのプリントが配られた!」
とか
「これを出すって言われた!」
と、よくノートを送ってきます。
目指す点数は何点か?
もちろんがむしゃらに子ども任せで勉強させても伸びません。
そのため、伸びる仕掛けは用意しています。
その1つが目標設定。
ファイでは目標を子ども自身に任せているため、現実を見ずに割と高い点数を言ってきます。
しかしそれをそのまま目標にして宣言させることで、いつの間にか本当の目標になっていきます。
そのため、本気で目指すのであれば、目標は満点でも構わないのです。
今まで平均点に届いていなかった子は、平均点を目指すよりも、どこで点を取れるかを考えて勉強した方がいいでしょう。
取れる場所を確実に取る勉強をしていけば、底上げができますし、いずれは平均点のラインを越えられるようになってきます。
テスト対策に終わりはあるのか?
テスト対策が終わりきったなどと言っている子は、ファイにおいては500点満点取れると言い切れる子だけということです。
満点が取れないなら必ず課題はある。
勉強が終わったなんて言えません。
そのためファイでは誰も勉強が終わったなどと言って来ません。
490点台を取った子でも言ってきませんでした。
みんな自分のやるべき課題が見えているからです。
テスト期間でも、テストと関係ないことをする
なお、テスト期間であっても、授業は脱線します。
そもそもファイの方針が、テストのための勉強はしない、という考え方なので、テスト勉強をやるのは自由ですが、テストに出ないからやらない、というのは許していません。
勉強はテストのためにするものではありません。
自分のためにするものです。
もちろん塾生もそれがわかっているので、自分が勉強したいもの、としてテストの内容と関係あることを聞いて来ることが多いのですが、テストに出る出ないにかかわらず、子ども達の興味に合わせて授業をするスタンスは変わりありません。
「テスト直前にテストと関係ないことなんてやっていて大丈夫なんですか?」
と聞かれますが、そもそもテストのための勉強に走ると、子どもはテストがなければ勉強しなくなります。
それに子どもが点を取りたいと思えば、勝手に勉強するので問題ありません。
子どもがテスト勉強をしたいといえば、それを後押ししますし、普段から勉強のやり方を学んでいるので、やれば成績につながりやすいのです。
そして大抵の場合、テストの範囲を超えた質問が多いので、結果的により難易度の高い学習をしているのとかわらないのです。
実際5人中4人は自己ベスト更新していますし、その辺りは実績を見て頂ければお分かりになるでしょう。
しかも、ファイの場合は一度伸びると簡単には下がりません。
一般的な塾ではありがちな、パワーバンドにも関係なく伸びていきます。
みんな自分のために勉強していますからね。
テストのための勉強をやめて、自分のための勉強を学ばせたい!
という方はご連絡下さい(^^)/
「ファイではどんなテスト対策をしていますか?」