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四次元ポケットってなに?

ドラえもんは想像力の宝庫

子ども達が塾に来るなり「四次元ポケットって何?」という疑問が出たので,次元についての授業になり,その後タケコプターに派生していきました。

受験に出ないかと言われれば直接出る可能性は少ないのですが,タケコプターに関しては,運動の原理については知っておいて損はありません

先日の物体の落下も同じですが,最近の子は力学としての運動を経験する機会が少なく,イメージできない子が多いのです。

ということで,今回は四次元ポケットの授業をちょこっと紹介。

四次元って何?

一次元が直線,二次元が平面,三次元が立体というのは良く知られていることです。

そこで四次元とは何か,という話になるのですが,四次元は時間軸だという考えが一般的です。

すると「今私たちが住んでいるのは四次元の世界なの?」ということになるのですが,まさしくその通り。

単純に四次元の世界にいても四次元を見ることができないから認識できないだけなのです。

一次元の人には二次元の人が見えない

例えば一次元,つまりノートの上の一本の直線上に存在するいくつかの点は,お互いに認識することができます。

しかし,直線上から外れた場所にある点は認識できません

この点の内,ひとつが二次元を見られるようになると,この点は平面で見ることができるため,直線上にない点,つまりノートの上にある点は見ることができます。

しかし立体(高さ),つまりノートの紙の上ではなく,空中に浮かんでいる点を見ることはできません。

三次元を見ることができるようになれば,空中に浮かんでいる点も見ることができるようになります。

これらの点は三次元上に存在しますが,自分が三次元の中にいることは認識できません。

三次元を行き来することができる点だけが三次元だと認識できるのです。

同様に四次元も同様で,四次元を行き来することができるものだけが四次元を認識できるのです。

「では人間は?」と言いますと,三次元までは認識できますが,四次元の世界を見ることはできません。

しかし四次元の中にいる可能性は大いにあります

ただ四次元であると認識できないのです。

四次元ポケットって何?

名称通りの原理だとすると,四次元ポケットは時間を自由に行き来することができるポケットということになります。

もはやタイムマシンは必要ないのではないか?という意見も出てきますが,そこは無理やり解釈して,時間を切り取ることでテレポーテーションさせているという解釈もできます。

例えば今から6時間前にあなたは学校にいました。

今は塾にいます。

もしこの6時間を切り取ってつなぎあわせたら,学校から塾へテレポーテーションしたように見えます。

四次元ポケットは時間を自由に行き来できるタイムマシンとは違い,時間軸を自由に組み合わせてテレポーテーションさせることができるポケットと解釈すれば,様々なものを出し入れできるのも理解はできます。

テストに出ないから楽しい

テストに出ないことを勉強しても意味がない,という方もいらっしゃいますが,テストに出ない事の方が子どもにとって楽しいのです。

一見ばかばかしい話題ですが,こういった授業をしているとき,子ども達の目は輝いています。

だから真剣に勉強する。

結果的に勉強の仕方,考え方が身につくので,学校の勉強をやったときにうまく勉強できるようになるのです。

子どものばかばかしい話に真剣に付き合ってあげることも十分役に立ちますよ(^^)/

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