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昨今の習い事事情
今や習い事も多様化してきて様々な趣味を持っている子どもも多くなってきました。
最近だとやはりゴルフは人気が出てきているようです。
珍しいもので落語を習っている子もいました。
比較的おとなしい子でしたが,時々入れるボケや突っ込みは面白いものが多く,やはり他の子とは一線を画していましたね(笑)
スケートや川柳,囲碁,将棋,ダンスといったものも人気があります。
そして,塾は残念ながら習い事の1つという扱いになってしまいました。
それまでは塾と習い事をてんびんにかけて休むなんて言う子はいなかったんですけどね。
今は習い事を優先して休む子が多いですね。
にもかかわらず成績が上がらないというのはどういうことか。
何を犠牲にして何を得たいのかがハッキリしていないからこんなことが起きるのです。
そんなわけで今回は習い事とその効果についてお話します。
公文(くもん)
やはり塾という性質上,公文をやっていたという方を多く見てきています。
公文をやっていた子の特徴としては,漢字と計算力の強さが抜きんでている事にあります。
単純計算ではやはり公文をやっていた子とやっていない子の差は大きいですね。
しかし単純計算しか強くないがゆえに,学年が上がるにつれて本質的な理解に欠けてくる事が多くなる傾向にあります。
そろばん・珠算
単純な四則計算に対しての計算力は群を抜いています。
公文をも上回る計算力を持っている子が多いのは特筆すべき点でしょう。
ただ,やはりその計算力でカバーできてしまうがために,パワープレイで問題を解く傾向も強く,テクニカル面で劣ってしまう子が多い傾向にあります。
英会話
やはりリスニングをやらせるとハッキリ違いが出ます。
文法ダメだけどリスニングは大丈夫というのは英会話を習っていたタイプが多いですね。
私は言語という意味では英会話賛成派なのですが,どうしても受験となると文法が重視される事も多く,インスピレーションで覚えてしまっている子には手を焼きます^^;
まぁ会話としては,通じれば十分なんですけれどね。
習字・ペン字
一見するとノートの字が綺麗そうですが,実はあまり関係ありません。
どちらかというと2つのタイプに分かれます。
ノートを綺麗に取るタイプと,めんどくさがって割と適当に書くタイプ。
ただ,やはり習っていた子は割と字にプライドを持っている子もいるようで,少し褒めておだてると綺麗にノートを取るようになります。
学力はともかく,字が綺麗だと品が良く見えるという点においても,習字・ペン字は性格構成に一役買っているようにも思います。
通信教育(Z会・ベネッセ系)
Z会の通信教育はレベルがかなり高い。
親が教える内容も多く、相当大変な教材です。
ベネッセが出しているのはチャレンジや進研ゼミといった教材ですね。
こちらは基本的に自分で楽しめるように作られていますが、量が多く、何から手を付けていいのかわからず溜まっていくのが難しい所。
そしてこれも2つのタイプに分かれます。
やっていた子とやらされていた子。
やっていた子は割と机に向かう習慣が付いている事が多く,勉強のやり方さえ正せば比較的安定して伸びていく傾向にあります。
逆にやらされていた子は勉強習慣をつけるまでに時間がかかる傾向にあります。
一度ドロップアウトしているようなものですからね^^;
ピアノ・音楽系
音楽系の習い事としては一番定番のピアノ。
どこまで本気で打ち込んでいるかにもよりますが,ある程度熱心に取り組んでいる子は自分だけの世界への入り方を知っているためか,集中力があります。
音楽を聴きながら勉強して,なおかつ成績も伸びやすいのはやはり音楽系ですね。
周りの音をシャットダウンできるからでしょう。
ピアノに限らず,何か音楽系の習い事をやっているな,というのは,やはり集中した時の様子に表れます。
東大生にはピアノを習っていた子が多いという話がありますが,あれには裏があり,東大に行った子は教育資金にゆとりがあるからピアノを習わせることができた,とも言えるのです。
ピアノは高いですからね。
バレエ・ダンス系
ポニーテールが多いのが特徴でもあるダンス系。
しつけにもよるのでしょうが,厳しい所が多いのか,比較的礼儀正しい子が多い傾向にあります。
性格は「おっとり系」と「活発系」に分かれます。
これはある程度ダンスの種類と,そのグループの中での立ち位置にも影響を受けているようです。
サッカー・野球・空手・スポーツ系
憧れの対象となる選手が見つけやすいこれらスポーツ系は,やはり憧れの選手の影響を受ける事が多いですね。
集中力はどちらかというと短期集中型が多く,やり出したら目を見張るような集中力を発揮する傾向にあります。
そして気分が乗らないとやりません(笑)
スイミング・水泳
特別こういう特徴がというのはありません。
ほとんどの子が水泳一筋でやってきたという感じではないからでしょう。
他の習い事と併用というパターンが多いようです。
なかでも特別うまい子が夏に話題になる事はあります。
学習法指導塾PHI
テストの点数よりも勉強のやり方を重視する学習法指導塾。
テストのための勉強はしないものの,勉強のやり方が整うから成績も伸びる。
「放っておいても勉強するようになった」
「もっと早くから習わせておけばよかった」
と好評ですが,課題が大変で,泣きながら勉強している子も多いとか(笑)
何のために習わせるか
いかがでしたか?
習い事が全てを決める訳ではありませんが,習い事が及ぼす影響はそれなりにあるものです。
どんな子にしたいか,どうなって欲しいかで考えてみると,合っている習い事を見つけられのではないでしょうか?
経験という意味では色々とやらせてみるのもありです。
そして一つのものに集中させるというのもありです。
同じ習い事でも打ち込み方で学び方も変わってきます。
ただの習い事ではなく,習い事を通して学んで成長する姿が見られると楽しいですよね(^^)/
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