学校の授業だとわからない
これは先日子供が書いてくれたメッセージです。
何がわからなかったのかというと,
- なぜイオンになるのか。
- どうして電子が出入りするのか。
- どうして出入りする電子の数が決まっているのか。
- どうして電離するのか。
- 化学電池でなぜ金属の種類によってプラスマイナスが入れ替わるのか。
といったことがわからない、納得できないとのこと。
残念ながら、これはいくら中学生の教科書を広げたところで答えは出てきません。
一応周期表が一番最初や最後のページに載っていますが,使い方は載っていません。
テキストや参考書によっては、
「そういうものです。覚えましょう!」
という感じで書かれています。
ご存知の方も多いでしょうが、これはもはや高校化学の範囲。
そこで、ファイでは学年にこだわらない主義なので、高校化学の内容まで教えてしまいました。
そこまで説明してようやく納得。
「教科書や学校の授業だけだと、何でこうなるかまでわからないから困る。なんでここまで教えてくれないのか。」
と言っていました。
別の日に別の子が同じような内容の質問を。
そこですでに教えた子に任せて説明させてみることに。
さすがファイに長いこといるだけのことはあり、自分もわかっていなかったところなので、やはり説明がうまいですね。
嫌がったり自信なさそうにしてみたりと言うこともなく、サラッとやってしまうあたりもかっこいい(笑)
周期表の見方や性質、イオン化傾向、結合の種類と特徴など、高校生の授業と言っても過言ではないような説明までしていました。
決まりなので公立中がいけないという訳ではありませんが、この学年ごとに指導する内容を区切って、それ以上教えないシステム。
これが弊害になって子どもが理解が甘くなる事は多々あります。
学校や塾によっては、
「これはまだ早いから必要ない。そういうものだと覚えておけ。」
と言うことが多いのも事実。
しかし子どもはそんなにバカではありません。
この学年ではこの内容までしか理解できないなんてものも存在しません。
便宜上、なんとなく区切りがいい場所で区切ってしまっているにすぎないのです。
子どもに疑問を持てる力があることが大前提とはなりますが、学年の垣根を越えて追究する姿勢を応援できる教育環境がもっと広がって欲しいものですね。
子供の疑問や興味に合わせて、学年の枠を超えた指導が合っていると思う方はファイで一緒に学びましょう(^^)/
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