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幼少期に成績を予想することが可能!?
先日は蘇我中の試験が終わり、
「時事問題、先生の作ってくれたブログがそのまま出た!」
と言ってくれました。
ちゃんと見てくれていて嬉しい限りです(*’ω’*)
さて、今回は小学生や中学受験の問い合わせや相談も多くなってきたので、
幼少期に成績の予測は可能か?
についてお話致します。
子供の成績は勉強するかしないかにかかっている。
そのように思っていらっしゃる方も多いと思います。
しかしこのブログでも何度も書いているように、成績を左右するのは、勉強するかしないかだけではなく、様々な要因が作用します。
- 勉強のやり方
- 集中力
- 興味関心
- 周辺環境
- 友達関係
- 親子関係
- 部活
- 習い事
様々なものが、複合的に作用して成績へと影響します。
しかしその様々な要素をどう勉強に活かすかという素質に関わる部分は、幼少期に既に現れているという心理学の実験がなされています。
ちょっと紹介しましょう。
マシュマロ実験
今から50年ほど前、マシュマロ実験というものが行われました。
これは4歳程度の子どもに、
「お菓子を置いていくけど、私が帰ってくるまで食べなければもう1つお菓子をあげる。食べちゃったらこれで終わりね。」
と言って子どもとお菓子を置いて部屋から出ていくもの。
15分程度で戻って来ると3分の2くらいの子は食べてしまっており、
3分の1くらいの子は食べずに待っていたそうです。
そして面白いのはここから。
この子達を20年後に追跡調査したんですね。
するとマシュマロを食べなかった子ども達のほとんどは、学力的に優秀とされる地位にいたそうです。
まぁ今から50年も前の実験ですし、欧米での学力の基準は50年前とは大きく変わって思考力を確かめるものになっています。
しかし日本のペーパーテストで成績評価するという事に関しては、50年前とほとんど変わっていません。
つまり、テストで点が取れるかどうかでいえば、幼少期の忍耐力が学力に割と影響を及ぼしていると言っても過言ではないでしょう。
実際にやってみたらどうなる?
さて、こういう話をすると、
「うちの子はどうなんだろう?」
とついつい試して見たくなるものですが、これはあくまで可能性があるというだけの話。
絶対ではありません。
大切なのは、
- 忍耐力が学力に影響を与えている可能性が高い。
- 学力に影響する忍耐力を養える価値はある。
ということです。
これは意外と簡単であり、難しい問題です。
忍耐力を鍛えるだけを考えるなら、ストレスを与え続ければいいのです。
ところがそのストレスに対応する方法は子どもによって違います。
- 我慢する子
- 泣く子
- 暴れる子
- 逃げる子
- 立ち向かう子
これをどう扱うかで、何に対する忍耐力を鍛えるかが変わります。
つまり、必ずしも勉強に向かえる忍耐力を身に付くとは限らないのです。
そしてもしストレスが行き過ぎるとプツンと糸が切れてしまう可能性もあります。
そして、勉強という点に関して言えば、諦めずに考える忍耐力がついているかかどうか重要。
親が教えてしまったり、叱ってしまったりして、考える余地を奪っている子はうまくいきません。
子どもが可愛いのはわかりますが、見守るのと過保護とでは、全く結果が異なるのです。
塾なしで中学受験を考えている方は、早い段階で勉強に対する忍耐力がついているかがカギ。
ファイでは困った時にすぐ相談できる、子育てアドバイスも行っておりますので、ぜひご利用下さい(^^)/
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