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小5の育て方:何を覚えたかよりも、どう学んだかが大切

小5という時期が大切な理由

中学受験を考えているご家庭なら,小5が中学受験開始のリミットとなります。

やはり小学校ではやらないようなものを扱うため,大手進学塾では小5の内に小学校で行う小6までの範囲はもちろん,中学受験のベースとなる知識も入れておき,小6の夏までには一通り完成,小6の夏から受験までは過去問や学校別対策を用いた入試対策というのが理想です。

小6からでも個別指導ならお子様に合わせたカリキュラムを組むため,間に合わせることもできなくはないのですが,現実的に間に合うご家庭はごく少数。

ほとんどの子が絞り込みにより滑り込むのが現状です。

よって小5という時期からスタートする場合は,基本的に詰め込みを優先するか,理解を優先するか,の二者択一になります。

中学受験しないご家庭では,「塾で勉強するのは中学生に入ってから」というお話もよく聞きます。

確かに高校はどこでもいいとなれば,塾は中学生からでも十分でしょう。

しかし,ある程度の学校,少なくとも平均以上の学校に行くには,それなりの勉強のやり方を身に着けておかなければ難しくなります

塾に行っていたとしても成績は下がっていってしまう子も多いのですから。

そうならないようにするためには,やはり中学に入る前から勉強するのが当たり前という習慣を身に着けて置くことです。

特にこの時期からはサボり方を覚えてきますからね。

「中2からでもまだ間に合いますよ。」とは言いますが,「なんとかする手段はないわけではない。」というだけの話であって,中学に入って部活が始まってしまってからでは,勉強のやり方を身に着けるには遅すぎます

部活が始まった時点で当たり前となっている勉強がなければ,部活中心の生活になってしまいますから。

部活も大切な経験だとは思いますが,勉強優先とお考えならば,学習法を定着させるために重要なのは小5~小6にかけてです。

この期間で勉強法を定着させてから中学生になる子と部活中心の生活を選んで来た子では大きな差となります。

もしある程度の学校に行かせたいとお考えならば,小5~小6までに1年以上かけて勉強法を定着させる道を選んで下さい。

まだ実感が沸かないとは思いますが,実感が沸いた時には手遅れなのです。

正しくない勉強法に逃げさせない工夫が必要な時期

受験をする,しないに関わらず,この時期の子はサボり方,手の抜き方を身に着け始めます

口も達者になり始める時期で,あの手この手で言い訳を考えるようになります。

この時期にそれを認める,もしくは見逃してしまうと,「これで乗り切れた!」という間違った成功体験を植え付けることになります。

そのため,間違った成功体験を絶対に認めないようにしなければなりません。

それは意味がない,と明確に示し,理解させなければならない時期なのです。

もしこの時期に見逃してしまうと,その後ちょっと指摘した程度では,自分の詰めの甘さに反省が向き,さらにうまくごまかす方法を考え,逃げることに磨きをかけていくことになってしまいます。

PHIでは何をする?

この時期は正しい勉強法を教えることも大切ですが,間違った勉強法を認めない事の方が大切になります。

そのため,勉強のやり方はノートの書き方,メモの取り方,課題のやり方,解き方,考え方,まとめ方に至るまで,細かくチェックし,手を抜いたやり方では効果がないことを教えていきます

もちろんこの時期は手を抜くものなので,正直いくら言っても直りません。

しかし,逆に直らないからこそ,自分なりにやって失敗するのです。

その失敗をしっかりと認識させ,こういう勉強だと意味がないことを理解させていきます。

小5の失敗ならまだ取り返しがききますからね。

また,小5になると,ある程度知識が増えてきて,身近なことを説明できるようになってきます。

そして様々なものに興味を持ち,自分で勉強し始める時期でもあります。

そのため,子どもの興味を引き立てる話題を放り込み,興味を追究する方法を学ばせます。

興味を追究する方法が,そのまま思考の育成につながり,学習法にも通じてくるのです。

PHIで小5から学ぶことにより期待できる効果

小5から指導している子に多く表れるのは以下の特徴です。

  • 正しい勉強のやり方,正しくない勉強のやり方がわかるので,勉強しようと思ったタイミングで空回りせずに成果に結びつきやすくなる
  • 興味を持ったものを何でも追究できるようにする指導のため,無理なく勉強へつなぎやすくなる。
  • 疑問を持つこと,質問することが当たり前になるため,わからないものを放置しなくなる
  • 遠隔指導をうまく使えるようになるため,受験期にフル活用できるようになる。
  • 説明がうまくなるため,妹・弟への接し方がうまくなる。
アドバイスするコールセンターの女性のイメージ

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