親と先生の違い
「親の言うことは聞かないのに先生の言うことは聞くんですよ。なんででしょうか?」
よくこのように相談されますが,まぁ当たり前です。我々は教育のスペシャリスト。実績もありますし結果も出しています。それに対して親は常に初めての事だらけ。言葉の重みが違うのは当たり前です。
我々が子供を叱るとき,親とは決定的に違う点が1つあります。なんだと思いますか?
子どもは親が自分を守ってくれる存在だと知っているのです。それに対して先生,赤の他人は守ってくれるとは限りません。この違いは叱るときに決定的な差を生みます。
卒業した子ども達は私に叱られた事を振り返ってこう言います。
「殺されるかと思った。」
「見捨てられると思った。」
親がどんなに頑張っても子どもを恐怖で縛り付ける事なんてできません。というよりしてはいけません。
子どもは守ってくれる人が誰もいないと悟った途端,心が崩壊していきます。だから親にはできませんし,やってはいけないのです。
親が子どもを直接叱って教えられるのは小学校低学年くらいまでです。比較的親の言うことをよく聞く子でも小学生まで。それ以降は親が言いたい事を学べる,教えてくれる環境に入れて学ばせるのが現実的でしょう。
ある程度心が成長したら,親ができるのは環境を与えてあげることぐらいです。親が子供に言うことを聞かせたいのなら,誉めて伸ばすのが一番簡単なのです。誉めるのは他人様より親の方が断然効果がありますから。
他人でも出来ること,親にしか出来ないこと,を意識して接してあげて下さいね(^^)
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