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自立と自律。何が違う?勉強に求めるべきなのはどっち?

「自律」と「自立」の違いについて考える女性のイラスト

自律と自立の違い

自立と自律では、指導方針が大きく異なる

自立と自律。

同音異義語というものですね。

自立は塾においてもPRとしてよく使われます。

しかしあまり意識せずに何となく「自分でできるようにする」ぐらいの解釈しか持っていない方も多いようです。

しかしこの二つは似て非なるものですから、教育方針を正しく理解する上でも重要になります。

自立学習と自律学習の違いを説明する女性のイラスト

自立とは

自分以外のものの助けなしで、または支配を受けずに、自分の力で物事をやって行くこと。

つまり、自分でできるということです。

よく「子どもを自立させる」といった使い方をしますが、これは自分でできるようにさせる、という意味になります。

そして塾でよく用いられる自立教育というのは、大手塾のような一斉解説授業を廃して、自分で解説やビデオを見て勉強していくスタイルを指すことが多いでしょう。

なお小学生、特に中学受験での自律学習はかなりハードルが高く、一見自立学習できているようでも中身が伴っていない事が多いのが現状です。

中学生でもごく一部の子ができるかどうかというところ。

平均ぐらいまでの子に自立学習は難しいと思っておいた方がいいでしょう。

自律とは

自分の気ままを押さえ、または自分で立てた規範に従って、自分の事は自分でやって行くこと。

つまり、できるかできないか、ではなく、自分に厳しくし、行動に移すことを指します。

「子どもを自律させる」というように使う場合、言われてやるのではなく、自らできるようにする、という意味になります。

塾の「自律学習」と「自立学習」の違い

塾や勉強において「自立」を使う場合、言葉通りならば、やりさえすれば自立したことになります。

そもそも勉強は自分以外にはできません。

つまり、勉強で自立を目指すということ自体おかしな話なのです。

しかしほとんどの塾で「自立した勉強」と書いてPRしています。

これは、塾業界が「他立した勉強」をさせていることに対しての自立に他なりません。

お母さん

「『他立した勉強』って?
勉強は自分でするものだから、他立は矛盾するって言ってなかった?」

その通り、本来勉強は自分でやるものですから、「他立」はおかしいはず。

でも塾業界はそれをやってしまったんですね。

いわゆる「頭を使わなくても受けられる授業」。

「教室や画面の目の前にさえいれば成立してしまう勉強」です。

もちろん塾はそれを望んだわけではありません。

しかし効率と費用対効果を求めた結果、勉強している風の勉強スタイルを量産しているのです。

でもこれは大手の塾にとっては好都合でした。

勉強している風の子は、勉強の仕方がわからない。

わからないからやめたところで成績は伸びない。

成績が伸びなければ塾にいかなければならないという風潮ができる。

そして、成績を上げたいなら塾へ行かなければならないという状況を作り出す

それこそが大手塾の狙いであり、中小塾がそれに対抗するために、個別指導や少人数制のメリットを「自立」として打ち出し始めたのです。

ところがその中小塾が打ち出した自立も、大手のような手取り足取りの関与をしないというだけであり、結局塾のシステムを用いなければ勉強ができない「他立した勉強」。

結局勉強に対して、自立という言葉自体が詭弁なのです。

「自律」と「自立」の違いについて考える女性のイラスト

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あなたが求めているのは、自立?自律?

「自立」に対して「自律」は自分で行動することから始まります。

自分に厳しく、自分で主体的に何をどう勉強するかを考えて行動に移す。

自立と自律は同音でありながら勉強においては全く意味が異なります。

そして自立学習と自律学習は、進学後の人生において大きな差を生んでいきます。

それが顕著に表れた例があるので紹介しましょう。

子どもにどちらの道を歩ませたいか、ぜひ真剣に考えて頂けたらと思います。

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1981年生、千葉県出身の学習法診断士。独自の教育論、常識外れの教育手法を用いて、大手進学塾で実績、成績上昇率共にトップを取り続け、個別指導塾、家庭教師でもミラクルと言われる多数の逆転合格を打ち出す。2013年に進学塾PHIを作り、2015年に株式会社学習法指導塾PHIを設立。子供たちを対象とした勉強のやり方の指導を初め、親へも教育に関する子育て指導を実施。教育活動の一環として、高校や大学での指導、セミナー活動、塾や学校の先生など教育者に対するコンサルティング、動物介在教育など、多岐にわたって教育業に携わる。

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