「好き!」から学ぶオンライン授業専門の塾

予習をする子は成績が良くなる?

関連動画

中学受験に関してはケースバイケースですので,以前の記事を参照して下さい。ここでは一般的な予習について説明しておきます。

まず中学受験にせよ高校受験にせよ,成績上位者のほぼ9割9分が何かしらの形で予習しています。この予習というのはテキストを用いた次の授業の予習ということだけではなく,今までの生活や流れから,次に習う単元の布石を打っているものも含めた,広義の意味での予習を指します。つまり,成績上位者は一見勉強していないようでも,何かしらの形で予習に該当するようなことはやってきているということです。

予習の効果は?

予習の大きなメリットを5つ挙げてみましょう。

  • 自分ができないところが分かった上で授業を聞ける。
  • 集中して聞くべき所がわかる。
  • 聞き逃しても挽回が聞きやすい。
  • 受動ではなく能動なので頭に残りやすい。
  • 復習のポイントを絞れる。

勉強というのは本来自分の頭で考えて初めて身に付くものです。しかしながら,授業で初めて聞くと,それは聞いているだけで,考えていなくても解けてしまうことになります。すると当然頭にも入りません。では初めて習ったことに関しての勉強はどこからかというと,聞いたことを元に自分でまとめ直すか,問題を解く時が初めての勉強ということになります。

これを単純に予習をしている子と比べると,予習1時間,授業で1時間として考えても,問題を解く,もしくはまとめる段階で既に2時間の差が開いていることになります。

また,授業中に先生の話を100%聞くことなど到底できません。一般的な先生と生徒の場合,先生の話を聞いている時はノートを取れず,ノートを取っている間は先生の話は聞けません。当然自分で考えている間は先生の話を聞けません。言い換えると,100%先生の話を聞くということは,何も考えず聞いている状態であり,勉強にはなっていないということになってしまうのです。要するに先生の話を聞いているにしても,自分の頭を使っているにしても,いずれにせよロスタイムが生じている訳です。そしてこのロスタイムを埋める役割をするのが予習なのです。予習しておけば,先生の話を途中で少しぐらい聞いていなくても自分の予習の知識で埋められます。また,どこを集中して聞くべきかがわかります。

効果的な予習のやり方は?

一般的によく言われる正攻法の予習の仕方は

  • 教科書を読む。
  • わからないところに線を引く。

の2ステップで終わりです。もちろんこれはこれでやらないよりは効果はあります。しかしながらトップを狙う予習となると,これでは全然足りません

10位以内を取れるように頑張る!

トップレベルを狙う予習はどんなの?

  • いきなり問題を解く。
  • 答え合わせをする。
  • 間違っていた問題は調べながら解いてみる。この際、解説には頼らない。
  • とりあえず自力で解けそうな所までどんどん進む。
  • 調べたところやつまづいた所をまとめておく。

はっきり申し上げてとても大変です。ちょっとやってみようかな~で,できることじゃありません。初めて予習する人だと1つ目でいきなり解けずに時間だけが過ぎていくかもしれません。しかしながら,予習も勉強テクニックの1つです。練習しないとうまくはなりません。

前者の一般的な予習法は出だしは簡単なのですが,後に続かない予習法なのです。こちらのトップを狙う予習は逆に出だしが大変ですが,回り始めると驚異的なスピードで追い上げが可能となります。本気で成績アップを狙うなら、断然こちらでしょう。

勉強していないのに成績がいい子のからくり

これもほとんどの場合,予習です。本当に勉強していない子の場合は無意識な場合が多いのですが,学校や塾で習う前に本やら教科書の先読みやらで予め知ってしまっているのですね。だから授業を受ける時は要領よく聞ける。また,他に知っている自分の知識ともからめやすい。

知識の幅というのは,ある領域を超えると面白いように知識が引っ掛かり出すんですよ。いわゆる頭がスポンジといわれる子の状態はこれです。そのため努力で天才に近づきたければ,やはり予習をしっかりやるのが一番近道なのです。

日本初!勝手に勉強する子ができる塾
「受験勉強がうまく進まない」
「自分で勉強に向き合えない」
お子様についての様々な心配事を
専門家に相談してみませんか?
学習法診断、無料相談受付中
ファイの指導実績のバナー
アドバイスするコールセンターの女性のイメージ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

カテゴリー

著書