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テスト後の反応からわかる子どもの可能性。親の接し方が生む意識の差

悩む女性

点数別の反応

子どもはテストが終わるとそれなりに気にするものです。例えばこんな感じでしょうか。テスト返却時の反応で見てみましょう。

いい点が取れた時

小4 「結構できた!」 ← 丸が多いと嬉しい。

小5 「85点だった!」 ← 点数が気になり出す。

小6 「前回より5点上がった!」 ← 悪い点数はなかったことにする。

中1 「テスト80点だった!」 ← 最初はいい点が取れるので無邪気。

中2 「今回はまぁまぁだった。」 ← 出来てても怒られるだけなので曖昧に。

中3 「別に・・・」 ← 良くても悪くても触れて欲しくない。

あまりよくなかった時

小4 「65点だった!」 ← まだ点数に無頓着で無邪気。

小5 「あまりできなかった」 ← 点数は触れて欲しくない。

小6 「・・・」 ← 見なかったことにしてしまう。場合によっては破棄。

中1 「テスト60点だったー。」 ← 点数と成績の関連性に気付いていない。

中2 「今回はあまり良くなかった…」 ← 期待させないでおこう。

中3 「ちっ・・・」 ← もう話す気すらない。

年齢別の反応の違い

性格にもよりますので一概には言えませんが,テスト後の反応は一般的に小学生4年生頃までは無邪気です。あまり点数に興味がない,というよりよくわからないので,丸が多いか少ないかだけで判断しています

そして学年が上がるにつれて,小6では中学受験をする子もいるため点数を意識する子が増えてきます。しかし受験をしない子は相変わらず無邪気で,点数に関しては無頓着。点数が悪ければなかったことにすればいいといった程度にしか考えていません。

中学生になると成績表という形で出てしまうので,隠すことができなくなってしまいます。そのため,親との関わりそのものを減らして回避しようとします。中学1年生で次第に点数を意識し始めて,一応勉強を頑張ろうと思います。ところがうまくいかないため,挫折。中学2年生では楽な方に流れてさらにやらなくなります。こうなると点数はなるべく見たくないものに変わり,意識しないようにしようとします。中3では受験も関係してくるため,テストの点数や成績に関して親と話す気がなくなって,避けるようになるのです。

学年が上がるにつれて失われる具体性

先程の会話程度ではわかりにくいのですが,もっと点数についてしっかり話すと,学年が上がるにつれて具体性が失われていくことに気が付くはずです。

「なんでこんな点数になったの!?」

と聞いても,理由を話せないことが多くなるのです。これは何を意味しているのでしょうか。

お察しの通り,テストに後ろ向きになればなるほど,返答が具体性に欠けてくるのです。そのため,学年が上がると具体性に欠けた話しか聞けなくなるのです。もっとこれが進むと,そもそも話さなくなります。

言い換えると,点数や内容について話してきているうちは,無邪気なだけか,前向きであるという証拠でもあります。ということは,ほとんどの子が最初は前向きだったはずなのですが,どこかのタイミングで後ろ向きになってしまったことになります。そしてこのターニングポイントとなるのが,大抵親の接し方なのです。

受験時のテストの反応は今までの親の接し方への通知表

大体小さい頃は良くても悪くても聞いて欲しいので,放っておいても子どもの方から色々話すものです。中学受験をやり始めた最初の頃はそうだったはずですし,中1に上がったばかりの時もそんな感じなはずです。

しかし,答案返却の時に親が子どもの話を聞かず,親の意見や考え方を一方的に押し付けると,次第に子どもはテストの内容について親に話さなくなります。そのため,中学受験なら小5,小6,高校受験なら中3になるとよって中3の例の反応が薄くなっていってしまうのです。極端なことを言えば,受験時のテストの会話は,それ以前に子どもとどう接して来たかが如実に現れる,いわば親の通知表でもあるのです。成績が出てしまった以上,色々言いたいのはわかるんですけどね(^^;

無邪気なうちに前向きでいることを褒めておけ!

そうならないようにするためには,答案返却時にとにかく子どもの話をじっくりと聞いてあげる事です。子どもも周りの環境から必然的にテストを受けた時,答案返却の時,最低でもこの2回は反省をしているはずなのです。友達と話すことにより3回目の反省をする子もいます。家に帰ってきて4回目の反省をしている子もいます。その反省を答案返却の時はぜひ聞いてあげて欲しいのです。

大人から見れば「甘いなー」と思う反省でしょう。しかし子どもが見えていない世界に大人が口を出しても,子どもは反抗し心を閉ざすだけです。ここは大人がしゃがんで子供の目線に合わせ,子どもの見ている世界を一緒に共感してあげて下さい。

子どもの言い訳を聞いていたらいつまでたってもやらない?

「でもね先生、そんなこと言ってたらいつまでたってもやらないじゃないですか!」

とよく言われるのですが,あなたは答案返却をどういう場として活用したいのでしょうか?

ほとんどの方が

「反省して次のテストに活かして欲しい。」

と答えます。つまり,ほとんどの親は「反省」と「次回への意気込み」を求めているわけです。

「テスト前も全然勉強していなかったから点数が取れなかったのよね。今度はちゃんと勉強しなさいね。」

冷静に考えてみて下さい。大人の考えを子どもに押し付ける事が「反省」と「次回への意気込み」を促している行動と本当に言えますか?

子どもなりに反省をしています。それをしっかりと聞く。親の意見は一切言う必要なんてないのです。そして次回への意気込みを聞く。そして純粋に応援する。ただこれだけでいいのです。

言いたくなってしまうのをグッとこらえて,子どもの話にしっかりと耳を傾ける。これができると子どもは答案返却に対して前向きになり,具体的な話ができるようになります。どうしてこうなってしまったのかを説明しようとします。これが結果的に自分で宣言することにつながり,次回へとつながっていくのです。

怖いから見ない,反応しないのは問題外

普段から子どもと話すとか話さないとかは関係ありません。テストの成績が帰ってきたら,一緒に話をする。これは当たり前のことです。既に全く話せない状態になってしまっているのは問題外です。土壌づくりに失敗したとしか言いようがありません。今から挽回するのは至難の業でしょう。また,あれこれ言ってしまうそうだから見ないという方もいらっしゃいますが,子どもが見せに来る以上,何かしらの反応を示してあげなければコミュニケーションが成立しません。コミュニケーションがないところにやる気も起こせません。

テスト後に話ができる子は伸びるから放って置いていい

PHIの子はテスト後に子ども達から成績表を持って来て話をします。もっとも成績表を持ってこなければ話をしませんし,伸ばしたければどうするかを聞かなければならないとわかっているので持ってくるのですが,持ってきたときは子どもと1人ずつしっかり話をします。どの程度の規模の試験かにもよりますが,短くても10分,長いと2時間ぐらい話をします。どこをどうして間違えたとか,どうやれば点が取れたはずだとか,テスト勉強の何がまずかったのかとか,何の誘惑に負けているだとか,そういう周辺事項の話も含めて,子ども達の言い訳を延々と聞きます。求められればアドバイスをしますが,基本的には子ども達が話していることを聞いて後押ししているだけです。長く通っている子だと,何を聞かれるか,何を突っ込まれるかわかっているので,話す内容を予め考えてきています。こういう子は結果的に自分で認識することができるようになっていくので,とやかく言わなくてもできるようになっていくのです。

PHIではどうやって話させているの?

PHIで先生がやっていることを家でも真似したいという方が多いのですが,残念ながらこれは親にはできません。赤の他人だからできる方法なのです。例えばPHIに来たばかりの子はこんな感じです。最初は成績表を持ってくるという感覚がないので,他の子が持って来て話をしているのを見て,こんな感じで話をしてきます。

「先生,私も成績表持ってきた方がいいですか?」

「いや,別に持ってこなくてもいいよ。持ってくれば話をするけど。」

こんな感じで話をするだけですが,大抵勝手に持ってきます。時々点数が悪くて見せたくないという子がいて,このように話してくることがあります。

「先生,今回点数が悪かったから見せたくありません。」

「そう,いいんじゃない?先生が見たい訳じゃ無くて,成績を上げたい子が見せに来るだけだから。」

大抵の子は成績を上げたいと思っているので,やはりこれで持ってきます。最も本当に持ってこない子もごく稀にいますが,そういう子はやめさせてしまいます。だから怖いと思われているのかも知れませんが,これを繰り返せば大抵放って置いても持って来て,話をするようになります。

おわかりですよね?親が子どもを見捨てる訳にはいかないので,この方法は赤の他人でないと使えないのです。絶対に真似しないようにして下さい。親はどれだけ大変でも,受け入れることで,認めることで子どもが話してくれるようにするしかないのです。期待した答えが返って来なくても,ぐっとこらえて自分でその答えが見つけられるようになるまで温かくサポートするしかないのです。しかし,テストに関して話してくれているうちは,具体的に話せるうちは,伸びる可能性が十分残っていますので,絶対にその芽を摘まないように接してあげて下さいね。

もし既に話してくれなくなっている,もしくは具体的なことは何も話せない状況になっているのであれば,残念ながらご家族だけで何とかするのは非常に困難でしょう。その場合はPHIがお手伝い致しますので,学習法診断へお越し下さい。お子様に何が必要か,根本的な解決策をお話致します。

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ABOUT US

学習法診断士。東京、千葉、埼玉を中心に独自の教育論、常識外れの教育手法を用いて大手進学塾や個別指導塾、家庭教師といった教育機関で多数のミラクルと言われるような合格を打ち出す。2013年に株式会社学習法指導塾PHIを設立し、子供たちへ勉強のやり方の指導を始め、親への接し方の指導、セミナー活動、高校や大学での指導、塾や学校の先生などの教育者に対する指導、動物介在教育など多岐にわたって教育業に携わる。

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