目次
テスト直前の徹夜
勉強に限らず,仕事で追われ,家事に追われ,子育てに追われ…
仕方なく徹夜した事もある人は多いのではないでしょうか?
徹夜する理由は人それぞれですが,
今回は子どものテスト勉強のための徹夜に絞って考えていきます。
テスト直前の徹夜は逆効果
テスト前の徹夜,経験した事ある方はどれくらいいるでしょうか?
私はよくやっていました。
今となっては反省点ですが,やはりテストまでにテスト範囲の勉強が終わり切っていないとどうしてもやらなきゃって感じになってしまいますよね。
しかしですね,絶対やらない方がいいでしょう。
確かに範囲が終わっていないのは大問題ですが,寝ていないと脳も働きません。
脳が働いていないとどうなりますか?
そう,テストで点が取れません。
せっかく徹夜して頑張った事も思い出せません。
そもそも人間が寝なくていい生き物なら,進化の段階ですでに睡眠時間はなくなっているはずなのです。
でも睡眠しない生き物って何がいますか?
進化と睡眠の関係
菌類・細菌類
まぁこれらは寝ないでしょう。夜は活動しないから腐らないとか聞いた事ないですからね。
微生物
微生物も寝ません。でも体を休める事はあるそうです。
昆虫
昆虫は寝るそうです。寝ると言っても動物みたいな感じではなく,活動を休止するといった感じです。面白い事に,疲れさせると活動を休止する時間が長くなるそうです。
魚
寝ます。原始睡眠と呼ばれる睡眠で,体を休める睡眠に近いようです。いわゆる動物のような熟睡とは違うので,泳ぎながらでも寝ることができます。
トカゲなどの爬虫類
爬虫類も寝ます。中間睡眠と呼ばれています。魚の睡眠よりは進化した睡眠という感じです。
鳥
寝ます。インコを飼った事があればわかると思いますが,ちゃんと目を閉じて寝ます。ニワトリは朝起きてコケコッコーとやりますね。ちなみに鳥は種類によっていくつか寝方があるそうです。脳の片方だけ眠らせる半球睡眠と,飛んでいる間でも一瞬だけ寝るというのを繰り返す睡眠です。
そして哺乳類
一見寝てなさそうな馬とかイルカなども寝ています。哺乳類の寝方は環境により様々で,馬みたいに草原でいつ襲われるかわからないような生き物は基本的に立ったままうたた寝します。イルカは脳を半分ずつ休ませます。両方休んだら溺れてしまいますからね(笑)
睡眠が人類を進化させてきた
さて,生物の進化と睡眠の関係を見てきましたが,何が言いたいかお分かりになりましたでしょうか?
人間は寝る必要があるから睡眠を取る生き物として進化してきた,という事です。
よって睡眠を取らないという事は,人間としての活動ができなくなる事を意味しています。
人間としての活動というのは,まさに”脳”です。
人間は脳を活用するようになったから,その脳の処理能力を維持するために睡眠が欠かせないのです。
よって1日ぐらいと思うかも知れませんが,たった1日でも脳は疲れてどんどん複雑な事ができなくなっていきます。
つまり難しい事を考えられなくなる。
理想を言えば試験前でもちゃんと睡眠を確保するのが一番いいという事です。
終わりきらないのはしょうがない!
そもそも完璧な状態で試験に挑める人なんてそうそういません。
「完璧な状態=満点を取れる」
という事ですから。
つまり満点を取る人,狙っている人以外は全員どこかで妥協している訳で,満点を取れなかった人は結局のところ終わりきらなかった事になってしまう。
テスト前に範囲を全部終わらせようとするのは達成感と自己満足に過ぎないのです。
出る問題がハッキリしているテストなら話は変わってきますけどね!
そうではないなら,今までやったものをできるようにして試験に挑んだ方がいいでしょう。
終わりきらない事が嫌なら,次の試験では終わりきるようにするしかありません。
徹夜などという,そんな付け焼刃なやり方でやっていてはいつまでたっても成績は伸びませんよ?
コメントを残す