単語カードは使わない方がいい
暗記の方法の1つとして単語カードを作るといった方法があります。
かなり昔からあるレトロな方法ではありますが、未だに根強い人気があり、単語カードを使っている子を電車の中でまだ見ます。
まぁ昔ほどは見なくなりましたが(^^;
さてそんな単語カード。
作ったことがある方も多いと思うのですが、作るのに結構時間がかかり、作ったことで満足。
覚える前にテストになってしまったという経験はないでしょうか。
実はファイでは単語カードを作ることを推奨していません。
特別な場合を除き、基本的には作らせていませんし、与えてもいません。
なぜなら単語カードを作るよりも効果的な方法があるからです。
フラッシュカードのメリット
フラッシュカードというのを聞いたことはあるでしょうか。
その名の通り、一瞬のカードです。
実は単語カードを英語で言うと、flash cardなんですけどね(笑)
日本では別物として区別されています。
その理由は、単語カードがフラッシュになっていないから。
つまり、英語本来のフラッシュカード、つまり見るのを一瞬にすることで、効果を上げられるのです。
「なんだそんなことか」
と思いましたか?
でもちゃんと意味を理解して使えているなら、今さらこんな記事を読んでいないはずです。
舐めてかからずに、冷静にフラッシュカードの使い方をマスターしましょう(^^)
フラッシュカードの原理を利用すると、こんなことができるようになります。
- 答えが瞬間的に浮かび上がる。
- 解答時間が短くなる。
- 知識を関連付けしやすくなる。
体育でいう所の、瞬発力を鍛えるようなものです。
そのため、知っているだけではなく、訓練も必要なのです。
フラッシュカードの活用方法
本来のフラッシュカードの使い方は、その名の通りカードにしておくところまでは変わりません。
ただ、使い方が異なるのです。
通常の単語カードは見て、裏返して確認してといった使い方になりますが、フラッシュカードは一瞬しか見ません。
裏の確認もしません。
つまり実は裏側を作る必要がないのです。
まずは製作。
覚えたいものを単語カードのようなカードに書いていきます。
この際、先程話した通り、裏に何か書く必要はありません。
表のみでOK。
使う時はそのカードを混ぜて、一瞬だけ見て次のカードへ移ります。
この一瞬というのは本当に一瞬で、1秒以内!
つまり、めくり続ける、ということです。
これなら単純計算で、1分で60個以上できます。
「そんなの無理!」
ファイの塾生も最初はみんなそういいます。
しかしやり方を訓練すれば、すぐにできるようになります。
1秒でするのは単に確認です。
覚えるわけではありません。
1秒以内に答えが出るように繰り返す。
ただそれだけ。
これが決定的に単語カードとは解釈が異なる所です。
フラッシュカードで覚えられる原理
フラッシュカードは語句とイメージを連結させることで覚えさせる記憶法です。
そのため、解答の良し悪しよりもイメージを重視します。
裏を見る必要がないのもそのためです。
答えを確認することに意味がないのです。
ただその言葉のイメージを植え付けていく、これに特化するため1秒でめくってしまうのです。
例えば「恋」という単語を見たとき、頭の中でぱっと過去の経験などから、その時に関連する感情や状況が浮かび上がるはずです。
これは単語や文章を見たときに、無意識に頭がイメージ化しているために起こります。
この原理を利用して、単語や用語を見た瞬間に、その意味をイメージで捉える訓練をするのがフラッシュカードなのです。
時間に追われながらやると集中力が増すという心理的効果もあるため、集中力アップにも使われることがあります。

見る時のポイント
ポイントは3つ。
- その用語を頭でイメージ(映像化)する。
- 説明の丸暗記ではなく,自分の言葉で説明できるようにする。
- 1枚につきかけていい時間は1秒以内。目指すは1秒で3枚。ただし,説明できるかの確認に関しては時間は問わない。
あとはひたすらスピードアップをはかるだけでどんどん覚えていけます。
作るときのポイント
この方法はイメージがカギを握るため、使う時には一度その用語についてのイメージを調べておいた方がいいでしょう。
Googleなどのイメージ検索が便利です。
また、どうしてもイメージがわかないものに関しては、何回か口頭で説明する練習をしてみるといいでしょう。
説明できないものは、いくらやっても頭に入りません。
ファイでの活用法
最初にお話しした通り、ファイではそもそも単語カードを推奨していません。
よってフラッシュカードも推奨していません。
しかし、フラッシュ記憶の原理を利用した確認法は推奨しています。
方法は簡単。
そもそもカードを作りません。
もちろんこちらで用意しているわけでもありません。
そんなもの不要なのです。
とはいえ、これは誰にでも使える方法ではありません。
子供の性格や思考のプロセスに合わせて、カスタマイズしてこそ力を発揮する方法なのです。
つまり、ブログに書いて「真似してみて下さい!」と言った所でうまくいかないのです。
誰が真似してもうまくいくのはここまで。
後は個別にサポートしています。
暗記でお悩みなら、まずはお問い合わせ下さい。
あなたのお子様だからうまくいく方法、見つけ出して見せますよ(^^)/
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