「好き!」から学ぶオンライン授業専門の塾

塾に入っていれば成績は上がって当然?実は塾の目的は成績アップではありません…

塾に通っていても何のアドバンテージにもならない!

お母さん

「塾に通わせても成績が上がりません。お金の無駄だと感じています。」

サピックス+プリバート+家庭教師 小5 母

小3からサピックスに通わせている小5のお子さんを学習法診断したときのお話です。

中学受験をするために小3から通わせていたのですが、伸びないため小4からサピックス準拠の個別指導、プリバートを併用

ところがそれでも全く伸びないため、小4の冬には家庭教師の先生もつけたとのこと。

この手の相談は本当に多い。

塾に入れれば成績が上がると思っているんですね。

さらに個別指導は集団授業の取りこぼしを補うものだと思っている

全然違うんですよね。

何のための個別か見定める必要がある

集団塾にはよく準拠となる個別指導がついています。

サピックスならプリバート、日能研ならユリウス、早稲田アカデミーなら個別進学館、栄光ゼミナールならビザビ、市進学院なら個太郎塾、京葉学院ならタクシスと言ったところでしょうか。

いずれも準拠とは言え、教材を共有できる、指導内容を共有できる、以上のメリットはありません

実は準拠とはいえ、大したメリットはないのです。

元は少子化で生徒数が激減したことに起因します。

集団塾は人数を稼がなければやっていけないため、少子化のあおりを一気に受けました。

さらに以前は優位だった大手集団塾の持つ情報の優位性もネット社会において無意味になり、個別指導が乱立。

さらに一人っ子が増えたことにより、塾代を増やす家庭が増加。

このお金を、集団塾にプラスして別の個別指導へ追加投入する家庭が増えたのです。

生徒数が減っている集団塾としてはそこにお金を取られるのはもったいない。

そこで集団塾のブランド力で囲い込みができるように、大手集団塾がこぞって個別指導を作り始めました。

つまり、準拠の個別指導は、個別指導が儲かるから作ったに過ぎないのです。

決して、集団塾でカバーしきれないものを個別で補おうなどという、崇高な理念の元作られたものではありません。

だから、本質的なメリットではなく、名前や便利さから選んだ(選ばされた)のであれば、その時点で失敗なのです。

塾に通わざるを得ない現状

お母さん

「塾に通わせているのに何で成績が上がらないのでしょう…」

この相談はよく受けます。

塾なしの子に勝てない理由

塾に行っていない子に負けた!塾なしでも頭がいい理由とオンライン授業における試験対策

この記事でも書きましたが、塾に入っていれば成績が上がるなんてことはありません。

そしてみんな何かしらの形で勉強している子がほとんどです。

だから、塾に行っていても何のアドバンテージにもならないのです。

お母さん

「じゃあなんのために塾に通わせているの!?」

ハッキリ言いましょう。

親の精神安定のためです。

みんな塾に通っている。

だから塾に通わせなきゃ、とみんな思う。

自分の子だけ通わないと、受験で勝てる気がしない。

だから塾に入れているのです。

違いますか?

お母さん

「違います!私は教えられませんし、教える時間もありません。家にいても受験で勝てるようなやり方を教えられません。それなら塾に入れるしかないじゃないですか。」

みんなそう言うんですよね。

でも親が主張する塾のメリットは、塾に植え付けられたものであり、デメリットを理解たものではありません。

実際、ファイのオンライン授業では、親ができることは要求していませんし、勉強を教える時間を取って下さいとも言っていません。

受験のテクニックも不要ですし、授業時間も不要です。

なぜなら、子どもが勝手に勉強するから。

知らないだけなんですよ、塾なしでもやる方法を

だから結局みんなが塾に通っている、もしくは何かを使って勉強している中、一人負けするのが怖いから塾に通わせているのが現状なのです。

そもそも塾に通わせなければならないのがおかしい。

ハッキリ申し上げておきますが、勉強しないのに成績がいいという子は、そういう育て方をしてきたという事であり、塾に行かなければいけないような状態にしたのは、養殖教育に放り込んだ親の責任なのです。

それをちゃんと認識していれば、

お母さん

「塾に入れているのになんで成績が上がらないの!?」

なんてセリフは出てこないのではないでしょうか?

私から言わせてもらえば、

切替先生

「なんで塾に通わせなければならない育て方したの!?」

という事ですから。

とはいえ、塾に通わせている今、成績が上がらない現状を何とかしたいというお気持ちはわかります。

お金が勿体ないという気持ちもわかります。

ではどうすればいいのでしょうか。

勉強や塾は投資と割り切ること

受験のための課金競争の現状が社会問題として取り上げられるようになったので、お金に対する考え方をお話しましょう。

高いお金払って結果が出ないなんて、納得行きませんものね。

しかしこれが勉強や塾は投資と言われるゆえんです。

塾に通わせるというのは、ショッピングセンターで物を買うのとはわけが違います。

合格を買っているわけではなく、あくまで抽選券を買っているだけですからね。

得をする人もいれば損をする人もいるということです。

例えば株式投資やFX、投資信託といった証券取引。

買ったから必ず上がるわけではない、あくまで自己責任です!

と何度も念を押されます。

上がりもすれば下がりもする。

絶対はありません。

塾も投資と同じ側面を持っています。

お金をかけたからと言って必ず上がるとは限りません。

勉強を投資と捉えるか、保険と捉えるか

勉強には、保険としての側面もあります

もしもの時のために、という考え方です。

知識や教養は、どこでどう役に立つかわかりません。

ふとしたところで助けてくれることは多々あります。

これを知っていてよかった、あれを知っていてよかった。

あなたもそういう場面に出くわしたことはありませんか?

こういう時に助けてくれる知識は、机上で学ぶ勉強よりもはるかに大きな価値があります。

しかし成績表には表れません

ほとんどが評価されずに埋もれているだけになります。

でも、いざというときに役立ちますよね?

これが勉強の保険としての側面です。

結局どうすれば成績を上げられるの?

お母さん

「投資とか保険とかどうでもいいから、とにかく成績を上げたいんです!」

あなたがそんなことだから、成績が上がらないんだ。

と言いたい所ですが、投資と解釈したとしてどうすれば成績が上がるかをお話しましょう。

難しいことではありません。

他のみんなを出し抜けばいい!

ただこれだけです。

他のみんながやっていない事を自分はやっていけば成績は上がります。

一般論ばかり信じてやっている他のみんなと同じことをしていては、成績は全く上がりません

成績を上げるというのはそういう事なのです。

ではどうやったら他の人を出し抜けるのでしょうか?

ここで鍵となるのが、「時間の確保」と「質・効率」です。

つまり、性格や特性に合った勉強の仕方を身に着けさせるのです。

これらがうまく回ってきて、初めて成績は伸びていきます。

実績や知名度に踊らされていると痛い目を見ますよ?

みんな一律の勉強でうまくいっていないのであれば、見切りをつけましょう。

目先の点数や成績を求めて投資したのですから、それがうまくいかないと分かった時点でさっさと損切すべきなのです。

どうやったら出し抜けるの?

周りのみんなも「時間の確保」と「効率」を徐々に学んでいきます。

自分が一歩進んだと思った時には周りのみんなも一歩進んでいるのです。

自分が2歩進んだと思った時も、周りが2歩進んでいるのです。

出し抜くのはそんな簡単なことではありません。

最後に物を言うのは、結局のところ、机に座っていない時間をどう活用するか、です。

つまり、成績表では表れていない部分。

家で勉強する子の成績がいいのは偶然ではありません。

むしろ必然。

実際学力調査で上位を占めているのは塾に行っていない子が多い地域ばかりです。

これについては別の記事で話しましたので、そちらも合わせてご覧下さい。

結局家で勉強できる子が一番伸びる、ということです。

実際、ファイのオンライン授業では、塾をやめて成績が上がったという子が毎年多数出ています。

家で勉強できるようにしたければ、普通の塾に入れるよりも、オンライン授業で勉強のやり方を学んだ方が断然効果的ですよ(^^)/

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