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内申点の重要性
今回は現在中1のお子様を持つ保護者様対象のお話です。
中学校では小学校とは違い,順位がハッキリと出てしまいます。
また,通知表は入試にも影響を及ぼします。
もうそろそろ1年生も終わりますが,満足のいく結果は得られそうでしょうか?
通知表の成績は,中3になると内申点という形で点数として計算されます。
地域にもよりますが,概ねこの点数がオール3ですと,私立の受験は選択肢が少なくなり,非常に厳しいものになると思っておいてください。
平均以上の学校を考えているのなら,3と4を半々ぐらいでは欲しい所です。
私立の場合,併願推薦という制度で受験する方がほとんどだと思いますが,この入試を受ける事を考えるのであれば,オール4ぐらいは目指しておくべきです。
オール4を切っても併願推薦を取れるところはありますが,やはりある程度の学校を目指すのでしたら,オール4は一つの基準として目指しておいてください。
さて,では本題のまだ様子を見ていて大丈夫かどうかですが,いくつかの基準がありますので,当てはまるかどうかで調べて見て下さい。
何も言わず放っておいて伸びたケース
何も言わずに自分でやって伸びたということは,自分で伸ばせるだけやっているということです。
この子がつまづく可能性があるのは勉強のやり方が間違っていたとき。
現時点では点を取る勉強にはなっているということなので,様子を見ていても大丈夫でしょう。
もし点の取り方に不安がある場合は,勉強のやり方を確認した方がいいでしょう。
何も言わず放っておいて伸びなかったパターン
もし何も言わずに放っておいて,自分で頑張った結果伸びなかったのであれば,まだ大丈夫です。
単純に勉強の仕方がわかっていないだけでしょうから,やり方が伴って来れば伸びていくでしょう。
ただし伸び出すまでにどれだけ時間がかかるかわかりませんので,ある程度様子を見たら子どもに勉強のやり方を考えさせてみるといいでしょう。
もし子どもも塾を考えているのであれば,それがタイミングです。
自己流で成績が伸びなければ嫌になってしまう子もいるため,早めに対策は打っておいた方がいいでしょう。
もし子どもがまだ乗る気でなければ様子見ですね。
親が口出しして伸びたケース
親が口を出して伸びたということは,口を出せば伸ばせるだけのことはやるということです。
反抗期を迎えたらどうなるかわかりませんが,現時点では口出しすればやるので,口を出してあげればいいでしょう。
ただし,口の出し方によっては中2で伸び悩むやり方に追い込んでいる場合があります。
口を出す以上,伸び悩みを起こさせないやり方かどうかは確認してあげましょう。
親が口出ししていたにもかかわらず伸びなかったケース
もし親が勉強に対して口を出している上で取った成績であれば,残念ながらこの後も成績は伸びる見込みはありません。
半年言われて点が取れないのであれば,この先いくら言ったところで点に結びつくような改善をしていく見込みがないためです。
この場合は早期に塾に入れて勉強のやり方を教えてもらうようにするか,諦めるのがいいでしょう。
自分でやらなきゃなと思っているうちはまだ修正が効きますが,中2になるとそれも効かなくなってきます。
時々「PHIの子は中2から入っても伸びてるから大丈夫」という話を耳にしますが,大丈夫なのではなく,大丈夫な状態まで必死に追い上げているだけです。
魔法を使っている訳ではないのですから,そんな簡単に上がりません。
キツイなりに費用も本人の努力もかかっているのが現状です。
本日の生徒の名言
「ただ勉強しろしろ言われても,漠然としててやろうとは思わないんだけど,PHIだとこうやれば成績上がるってわかるし,やらなければどうなるのかも見えちゃうから,まぁやりますよね(笑)」
PHIでは基本的にやれやれ言いません。
やるもやらないも自分で決めさせます。
「流されたらどうするの?」と思うかも知れませんが,子ども自身もやらなくていいとは思っていないものです。
だからやり出したら強い。
勉強のやり方は身に着けているので,後は勝手に伸びていくのです。
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