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この動画で話しているのはゲームについてですが、スマホも同じことが言えます。
子どもにスマホを持たせるメリット
スマホが原因となった事件を耳にすると、子どもにスマホを与えるのが怖くなりますが、やはり子どもにスマホを持たせるメリットもあります。
特に小学生の内にスマホの使い方を教えておくことには大きなメリットがあります。
それがこちら。
早いうちに携帯の使い方のルールを教えておくことで、問題を起こしやすい中学生、高校生になる頃には、ルールが当たり前のものとして安全に使えるようになる!
要するに刷り込みがしやすいのです。
それに対して、一般的にスマホを与えるのは中学生から高校生。
確かに必要になる年齢ではありますが、この時期に与えてしまうとちょっと厄介なことが起きる可能性があります。
中でも一番厄介なのは、反抗期の子どもに脅されるようにして与えてしまった場合ですね。
何をやっていてもロックをされて隠されてしまいますし、親が干渉することを許してくれません。
いずれ与えるのであれば、こういうタイミングになる前の素直な時期に与えてしまい、早めのルールの定着を図るといいでしょう。
なお、スマホは無くても構いませんが、やはりあると便利な部分も多くあります。
例えばGPS。
最近はスマホでなく、キッズ携帯でもついていますね。
GPSをオンにしておけば、子どもがどこにいるのかわかりますし、子どもの安全も確保しやすくなります。
また何かと話題になるアプリですが、最近のスマホは保護者用のロックや機能制限、使用履歴(ログ)をつけられるようになっているものも多いため、いつ何を見ていたのかが割と正確にわかります。
ちょっと問題がありそうな使い方をしたときには指摘することによって抑止力になります。
普段から見ているとわかると警戒されますが、そうではない場合には、子どもの弱い部分、興味がある部分を垣間見ることができます。
時々検索結果に病んでいそうな気配を感じることもありますし、そういうのを察知できれば、先回りして対策を練ったり、話しを聞いてあげたりすることもできます。
これらは受動的な意味での良い面ですが、能動的な意味での良い面もあります。
それが、調べ学習の習慣がつきやすいということです。
「ググれ」という言葉が当たり前に使われるようになったことからもわかるように、今の子ども達はわからなければスマホで調べるのが当たり前になっています。
ちょっと気になることがあれば、すぐにスマホで調べます。
この習慣、実は今の40~60代くらいの方にはあまりついていないのです。
今の40~60代の世代は調べるというと辞典や参考書をペラペラめくって探すのが一般的でした。
そのため、めんどくさがってやって来なかった人もいるのです。
検索しても目的のものまでたどりつくのに時間がかかったり、目的のものまでたどりつけなかったりするのです。
その点、今の若い世代の子は、調べ慣れているため、パッと答えにたどり着けるような検索をできます。
しかしそういう世代でも、うまく使える子と使えない子の経験の差は大きいのです。
だから早めに与えることで、アドバンテージになるのです。
この技術はいくらAIが発展したとしても、しばらくは人間ならではの能力となるでしょう。
電子辞書でいいじゃないかと思うかも知れませんが、スマホで調べれば画像も沢山出てきますし、映像も沢山出てきます。
ものによっては解説してくれている動画も見られます。
ほとんどのものはスマホ一つで解決できる世の中という事を考えれば、子どもにスマホを与えておくことは、これから先に来る時代の波に、上手く乗れる子を育てているという解釈もできます。
何の戦略もなく何でも調べさせると、考える力が衰えるという弊害もあります。
子どものスマホで気をつけるべきこと
子どもにスマホを与えるにあたって、絶対にやっておいて頂きたいの以下のルール。
- 子どもに所有権を与えない。使用権に限定すること。
- ロックをかけさせない。もしくはロックを親と共有すること。
- 親が管理している姿勢を見せること。また、時々実際確認すること。
- 使用場所は予め決めておくこと。場合によっては自室への持ち込みは制限すること。
- 使用時間や使用方法は親の決めたルールに従うようにしつけること。
これを守っていれば、後からいくらでも運用方法を見直すことができます。
一番厄介なのは、子どもに所有権を与えてしまうことです。
子どもが自分の所有物だと勘違いしてしまうと、「何をやっても文句を言われる筋合いはない」という大きな勘違いをし始めます。
言われないのとやってもいい、は全く別問題です。
ルールはしっかり学んでもらい、賢い子に育てましょう。