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サピックスの地理は暗記しているとついていけない!暗記しない勉強法

サピックスの社会のテスト

サピックスの地理の問題

以下のア~エにもっとも適する県名を,岩手県,福島県,宮城県,山形県の中からそれぞれ選びなさい。

ア.面積 7282㎢,人口 232万人
イ.面積 13784㎢,人口 186万人
ウ.面積 15275㎢,人口 124万人
エ.面積 9323㎢,人口 109万人

ア:宮城県
イ:福島県
ウ:岩手県
エ:山形県

知らなくても最低限の知識で解ける

一見すると知識力を求めている問題に見えますが、実は最低限の知識と経験さえあれば、知らなくても解けてしまうのです。

考え方としては、まず人口が多い所。

この4つの県の中で一番人口が多い都市と言えば、一番栄えている仙台市でしょう。

ということは、仙台市がある宮城県がアになります。

問題はその次。

面積が一番大きいのはウなのですが、岩手、福島、山形のどこが面積が一番大きいのかはなかなか地図だけでは判断できません。

さすがに山形は地図で見比べても小さいのはわかるはずなので、エと予想できるかもしれませんが、イとウはどうやって考えればいいのでしょうか。

ここでポイントとなるのは位置関係。

仙台が人口が多いのは先程やった通り。

その次に人口が多いのは、岩手か福島か。

これはちょっと考えれば福島だとすぐにわかるのです。

なぜなら、福島は仙台と東京(江戸)との間だからです。

今でこそ東京から日帰りで仙台まで行けてしまいますが、それでも結構強引な工程になります。

ということは、道中で休む場所が必要なのです。

大内宿(おおうちじゅく)はその典型ですね。

江戸時代の宿場町の雰囲気がそのまま残っているとして有名な観光スポットです。

また、会津若松も栄えていました。

こういった視点で考えられるようになっていると、知らない知識を思考でカバーできてしまうのです。

何でもかんでも覚えていた世代が今の親世代なので、ついつい「覚えなさい!」と言ってしまいがちですが、ファイで覚えさせることなんてほんの一握りのわずかな知識のみ。

それでも解けてしまうのは、こういう思考回路が作られているからです。

手間はかかりますが、ぜひ暗記せずに解ける方法を考えてみて下さい。

身近な知識を組み合わせれば、結構解けてしまうものです。

こうして身近なものとつながった知識は、暗記したものよりも実用的な知識となり、忘れにくくなります。

しかし現実的にサピックスでは進みも速く、量も多いため、一つずつを大切にしていたら時間が足りません。

もしご家庭で身近な知識と関連付けさせるのが難しいよなら、ファイへご連絡下さい。

ファイにはサピックスとの併用生が沢山います。

ほとんどの子が暗記で苦労していた子ばかりです。

しかし今では一方通行な授業とは違い、子ども達との雑談の中から学ばせているため、詰め込まなくてもどんどん頭に入っていますよ(^^)/

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