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小学生の国語力を伸ばす実践的な方法と本を読ませて読解力が伸びなくなった実例

読解力の正しい理解

本を読ませると読解力が伸びなくなる

一般的には国語力を鍛えるには本を読ませた方がいいとよく言われますが、実は読ませればいいというものでもありません。

そのため安易に本を読ませようとして失敗するケースがかなり多いのです。

読解力の仕組みを、国語が良くできる子の共通点から見てみましょう。

国語ができる子はしゃべるのが好き

国語がよくできる子はとにかくしゃべります。

放っておくといつまでもしゃべり続けます。

つまり、いつまでもしゃべれるだけのネタや語句を持ち合わせているということです。

ではどうすればしゃべるのが好きな子にできるのでしょうか?

これは親に共通点があります。

よくしゃべる子の親は、とにかく子どもの話をよく聞きます

とても聞き上手なのです。

聞き上手な親は子供の話を途中でさえぎるということはしません

むしろ一拍置いて話すぐらいの余裕がある方が多いですね。

これが子供が話しやすくなるきっかけとなっているのでしょう。

また、しっかり目を見て聞かれる方も多いですね。

目を見て聞くというのは、子供にとって自分の存在を認めてもらっているという証拠になりますからね。

認めてもらえると話すことがどんどん好きになっていくのです。

こういう聞き上手な親だからこそ、子どもは沢山話そうとして語彙力が高くなるのです。

本が好き!

先程本を読ませると読解力が伸びないという話をしましたが、これは読ませるという時点で子どもが興味を持っていないことを意味しているからです。

読ませるまでもなく本が好きな状態にいる子の読解力は、やはり高くなります。

ではどうすれば子供が本好きになってくれるのでしょうか?

これはいくら「本を読みなさい!」っていくら言っても無駄なのです。

一番現実的に本を好きになるのは、本を楽しんで読んでいる姿を親が見せてあげることです。

別に内容をどうのこうの話さなくてもいいのです。

子供というのは、親がやっていることを見ていると楽しそうに見えてくるもの。

おままごとも同じです。

親を見て子供は興味を持つのです。

そして本の感想は求めないこと。

子供が勝手に話す分には聞いてあげて構いません。

その時は何も批判否定せず、ただただ共感して聞いてあげてください。

子供が話している時間が国語力に結びついていくのです。

大人のうんちくを聞いている時間が国語力に結びつく訳ではありません。

会話のレベル、語彙力が高い会話に参加している!

勉強は努力で何とかなる!

と言ってあげたいところですが、残念ながら国語に関してはそうもいきません。

ベースとなる国語力はどんな会話に参加しているかで決まります。

そのため家での会話レベルが低ければ、子どもの国語力の土台は小さなものしかできないのです。

それに対して会話レベルの高い環境にいる子は点数に直結はしていなくとも、国語力の土台は大きいことが多く、その場合は点の取り方を学ぶだけで点数に結び付きやすくなります。

大切なのはただ聞いているだけではなく、会話に参加することです。

参加していなければ、いくら周りの会話レベルが高くても効果はありません。

ファイの塾生は2~3年教えていると、

塾生

「友達から『言葉が難しくてついていけない』って言われるようになった。」

とか

塾生

「友達に『難しい言葉沢山知ってるね』って言われた。」

という話を聞くことがあります。

これは塾生の会話レベルが高くなっていることに他なりません。

ファイでは普段から意図的にその子の会話レベルよりも高い会話をしているため、知らない内に会話レベルが高くなっているんですね。

もちろん高すぎると興味を失ってついて来られなくなってしまうため、その子がついて来られるギリギリのレベルの会話をするのです。

たったそれだけで子どもの語彙力は向上します。

とても時間はかかりますが、確実に。

読解力は親の責任なの?

ズバリ言います。

親の責任です。

もっとハッキリ言いましょう。

子どもの会話を聞くだけで、家庭内の会話レベルが露呈しています

それぐらい親の影響を受けるのです。

しかし親の責任だからといって対処のしようがないわけではありません。

レベルの高い会話に参加しさえすればいいので、そのような環境に放り込めばいいのです。

会話の相手が親である必要はありません。

例えばファイのように、意図的にそういう環境を作っている場所に放り込めばいいのです。

ファイの塾生の会話レベルが高くなるのもそのためです。

長文が少しわかるようになった

会話レベルを鍛える方法

自分が発信者になることです。

例えばブログや日記は実際に文章を書くため、記述力につながってきます。

そして語彙を使う機会が増えるので、語彙力向上にもつながってきます。

とはいえSNSで「うぜー」とか「疲れたー」などとつぶやいているようでは国語力には結び付きません。

ただの感情表現ではなく、考え方を伝える、他の人の考えを取り入れるといった姿勢を持って書くことが大切になります。

日記でもいいのですが、できればフィードバックがある方が国語力に直結してきます

批難否定をするのではなく、共感してフィードバックを返してあげる環境があるといいでしょう。

問題を沢山解いて練習すれば読解力は伸ばせるのでは?

残念ながら、問題を沢山解かせて練習するだけでは読解力にはつながりません

大切なのは解き方のテクニックを学ぶこと。

そして問題を解く中で文章に触れていくこと。

テクニックに関しては大抵大丈夫なのですが、文章に触れるというのが意外とできていない人が多いんですね。

問題を解いて終わりだと、本質的な力にまで結びつかないのです。

読み物としてその文章の解釈、感想、討論をすることで、本質的な読解力に結び付いていきます。

と、ここまで話しておいてなんですが、残念ながらここまで自然にできる人は既に読解力が高い人。

つまり読解力がない人が、一人でこのレベルに達するのは難しいのです。

ではどうればいいのでしょうか。

これも簡単です。

読解力がある誰かと一緒にやることで、引き上げてもらうのが現実的な方法なのです。

本気で国語の成績を上げたければ、そのための先生を個別につけなければならない、と言われるのは、こういう理由なのです。

もしご自宅では子どもの国語力を鍛える会話を与えられないという場合には、ファイへご連絡下さい

子どもの読解力が伸びない根本的な原因と合っている塾でないと、いくら問題だけ解いても伸びません。

それなら親ができることで、生活や子どもとの関わり方を変えていく方が上がりやすいのです。

やり方さえわかれば親でも十分可能です。

塾に任せる必要はありません。

日常生活でもポイントさえ押さえれば十分読解力につながる関わり方ができるのです。

そんな子育てのサポートを月1万円からしています。

お気軽にご相談下さい(^^)/

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