日本初!勝手に勉強する子ができる塾

塾に通う子と家庭学習の子の大きな差。自立学習の罠。

NGのカードを持つ女性

ご質問

「塾に通うメリットってなんでしょう?学校だけではダメなのでしょうか?」

「塾に通っているのに一向に勉強できるようにならないのはなぜでしょうか?」

学校だけで十分?

ズバリお答えしてしまうと、学校だけで充分です。

ただし、条件があります。

自律学習ができる家庭環境が備わっていること、です。

自律と自立の違いって?

教育において、自立を目指すか、自律を目指すかは大きな違いがあります。もし違いを認識していないようでしたら、まずはこちらの記事をご覧下さい。

⇒ 自立と自律。何が違う?勉強に求めるべきなのはどっち?

自律学習ができる家庭環境って?

親の目が行き届く家庭環境、そして親が子を認めてあげることができる環境いう意味です。

これは勉強に限った話ではありません。

メンタル的な部分も含めて、子どもをカバーできる環境にあるかどうかです。

そして親自身が自律学習の仕方を見せているかどうか

自律を認めてほめてあげているかどうか

親が休みの時はごろごろ、お酒飲んで競馬見て、とやっているのを見ながら育った子に、自律学習ができるようになるでしょうか。

時間に追われてイライラしながら追い立てられるような生活を続けている状況で、子どもが自律学習できるでしょうか。

勉強の邪魔をしない、という意味ではなく、自律学習の素地を作れるかが問題となります。

ハッキリ言ってしまえば、あなたが自律学習できているのか?ということです。

自律学習をしている親を見て育てば、子どもも自律学習するようになるのです。

勉強ができるかどうかは関係ありません。

親自身がいくら勉強ができても、やらされて点数だけ取ってきた親に育てられた子は自律学習ができない傾向にあります。

点の取り方は知っていても、点を取れる子どもの育て方は知らないということです。

これは受験の熱が過熱している東京、神奈川、千葉の総武線、京葉線沿線地域でよくありがちなことです。

だから首都圏を始め、都心は通塾率や教育費が高いにもかかわらず、全国的な学力テストでの順位が低いのです。

トップ常連は東北、北陸ばかりですからね。

自立学習の罠

自宅で自律学習ができないのであれば、その場所を確保するしかありません。

そこで使えるのが塾というわけです。

とりあえず塾という土俵に入ってしまえば、自分からサボらない限り勉強する土俵にはつけます。

根本的な自律の仕方自体を教えてくれる塾はほとんどありませんが,その時間そこに座っていさえすれば勉強時間を稼げると言う意味では、大きなメリットがあります。

ただこの場合、あくまで行っているのは自立学習であり、自律学習の習慣も方法も身につかないため、学業に身を置くうちはずーっと場を提供し続けなければならないという問題もあります。

もっともそれを狙って塾業界は小さい頃から養殖教育を提供しているのですが…

塾がなければやっていけない子ども達を量産すれば、塾業界が廃れることはありませんからね。

「塾に通わせているのに勉強ができるようにならない。」

当たり前です。

塾は来てもらうことでお金を稼いでいるのです。

テストだろうと何だろうと、長時間にいてさえくれればお金になるのです。

家庭学習のやり方なんて教えてしまったらお金になりません。

だから一向に自分で勉強できるようにならないのです。

受験テクニックは塾ならでは

塾が養殖教育を狙っているから通うべきではない!

というわけではありません。

塾のメリットをちゃんと知っておくべきなのです。

自律学習だけではどうしてもカバーできないもの。

それが受験ならではの制度とテクニック

やはり極めているだけあって、塾は解法テクニックなど、自分で参考書や問題集を解くだけでは学べない手法を学ぶ事ができます。

顕著なのが理系科目ですね。

文系科目もテクニックはあるのですが、ほとんど知識でカバー出来てしまうため子どもが小さいうちはあまりメリットを感じられません。

理系科目は受験の難易度の指標にもなるぐらい学校によって差が出るので、塾に通って解法テクニックを学ぶ事で、より合格しやすくなるメリットがあります。

最近は映像授業がはやってきており、自宅で学習するようにもなってきていますので、それでも十分効果を得られます。

しかし録画された映像授業では、授業をしている先生は自分のために指導をしている訳ではないため、質問に対する教え方はもちろん、接し方もその子に合わせる事ができません

あくまで一般的な内容を一般的に理解できるレベルで指導する事になります。

学習意欲旺盛で、受験とかそういうものも関係なしに勉強が好きな子ならいいですが、そうでなければ、なるべく人と人が直接関わる中で空気共有できる塾がいいでしょう。

中学受験における塾の必要性

中学受験においてはやはり塾の存在は特に顕著となります。

ほとんどの学校が受験勉強なくして合格できません

これこそまさに塾業界が作り出した養殖教育の最高傑作ともいえる課金システムでしょう。

レベルが上がって行けばいくほど塾の必要性が高まります。

難関に通っている子に関してはまず間違いなく何かしらの指導を受けています。

そして夏、秋、冬と受験が近づくにつれてテストや模試を増やし、不安をあおる

不安に駆られたら課金するしかない。

こうしてみんなが課金するから課金競争に歯止めがかからない。

課金をしないと成績が上がらない

そしてお金をかけて合格しても、勉強のやり方が身についていないので、結局また塾へ戻ってきて課金をする。

中学受験でちゃんとした学び方をして進学して言った子は問題ありません。

大きな財産を手に、さらに進学後も伸びていくでしょう。

しかし、成績さえ伸ばせばいいと勘違いして、課金競争に踊らされただけの受験生の末路は悲惨です。

その後の課金地獄から抜けられません。

中学も、高校も、大学も。

そしてその子どもも。

中学受験に置いて塾は必須ですが、その学び方には十分注意して下さい。

その学び方が一生ものになります。

高校受験における塾の必要性

高校受験になりますと、公立レベルなら教科書から出ると言われているので、塾を必要としないケースも出てきます。

それでもやはり受験のための進学塾に通っていると入試問題に強くなっていきます

補習塾に関しては学校の内申点で一役買う事が多いでしょう。

そして実は塾に通う最大のメリットは、やはり高校に進学した後の差です。

同じ学校に進んだ子でも、塾に通っていて進んだ子と、独学で進んで来た子だとゆとりが全然違います

やはり塾に通っていた子の方がアドバンテージを多く持っており、比較的スピードもあるため,高校の授業へ対応するのが早くなります。

それに対して独学で学んできた子はテクニックが少なく、時間がじっくり取れれば納得いくまで考えられるものの、科目も部活も一気に増え、なかなか時間が取れずに埋没していくケースも少なくありません。

最も知識とテクニックだけで受験を乗り切った子は、ストックが切れた途端に急落してしまうことが多いのも事実。

やはり大切なのは自律できているかどうか、です。

自立では話になりません。

中学受験からの高校進学

中学受験から高校生になる場合も同様です。

中学入試の時にテクニックを学んではいたものの、リードしてくれていた塾という存在がなくなった途端に勉強のやり方が崩れ、高校に上がる頃までにはストックが切れていきます

最近では少子化で学校自体が胡坐をかいていてはやっていけなくなったため、それを学校として補うところも出てきました。

私立の場合、学校と塾との2本立てになると負担が大きくなるので、学校のサポートで大丈夫なら極力学校を使い、どうしても足りなければ、学校に合わせてくれる塾を探すといいでしょう。

何を学ばせるために塾に入れるのか

塾は一長一短です。

決して入れたから必ず成績に結び付く訳ではありません。

すぐに結果に結び付く指導をしている塾もあれば、長い目で見て成功させる指導をする塾もあります。

確かに解法のテクニックなどが学べますが、そういうのに頼っている事が習慣化してしまうと、塾の存在がなくなった途端に崩れてしまいます

塾は絶対に必要なものではありません。

目的、教育方針、本人のスタイルに合う塾を選んで初めて効果が出ます

また、塾を必要とするタイミングも人により様々です。

結局のところ、究極的には

  • 合格させたい。点を取らせたいだけなのか。
  • 勉強を通して何かを学ばせたいのか。

の2択になるということです。

両方狙える子は現実的にはごくわずか。

現在塾が当たり前になっているのは、今の親世代が塾業界の養殖教育に浸かってきたためです。

現に塾を必要としてきていない地域は今もあり、その地域で育ってきている親は都心に来ても塾を必要としておらず、それでいて子どもの学力は高いという傾向にあります。

子どもも養殖教育で育てるべきかどうか、実績や広告文句をあまり過信しすぎずに、何を教えたいのかを冷静に判断して、どういう塾に通わせるべきか決めて下さいね。

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ABOUT US

学習法診断士。東京、千葉、埼玉を中心に独自の教育論、常識外れの教育手法を用いて大手進学塾や個別指導塾、家庭教師といった教育機関で多数のミラクルと言われるような合格を打ち出す。2013年に株式会社学習法指導塾PHIを設立し、子供たちへ勉強のやり方の指導を始め、親への接し方の指導、セミナー活動、高校や大学での指導、塾や学校の先生などの教育者に対する指導、動物介在教育など多岐にわたって教育業に携わる。

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