流水算はパターン問題じゃない
流水算というのは,中学受験で使うテクニックの1つで,速さの単元に含まれます。この速さの問題がなかなかやっかいで,高校受験なら方程式を使ってしまえばいいところを使わずに解かなければならず,苦手としている子が多い所です。その速さの問題の中でも流水算というのは,流れている川をボートが行き来するという問題で,速さが変わってしまうため最初から敬遠する子も少なくありません。
この子も速さの問題は得意ではありませんでしたが,速さの問題の本質が見えるようになってからはあっという間に速さを理解できるようになってしまいました。そのため,ほとんどの子が見えないために理解できない速さと比の概念を,1度教えただけで理解してしまい,すぐに他の問題でも解けるようになってしまいました。
難関の市川中の問題が解けた
そして1ヶ月ほど前には流水算という計算が初めて出て来たので,その根本となる考えを指導したところ,説明の途中で
「あぁ,わかった。簡単ですね。」
と言って,解いてしまいました。正直説明途中だったので,本当に理解したか疑わしかったのですが,先日,市川中という難関私立中の問題を解かせてみたところ,その中にあった流水算の問題が解けて正解していました。よく解けたなぁと思い,
「すごいね,流水算解けてるね。」
というと,
「これは一度やればわかりますよ。」
と言っていました。流水算を何度も家で教えている方には衝撃な発言ではないでしょうか。実際ほとんどの塾で,速さの問題は何度も何度も,時期を開けて繰り返します。それでもできない子が多いんですね。
PHIではその指導の性質上,何度も何度も解くような教え方も,同じ問題を繰り返すような宿題もしません。1問を徹底的に追求するスタイルで勉強します。そのため,全然解いたこともないような問題でも解けてしまったり,このように1度教えただけで他の問題が解けてしまったりするようになるのです。何度教えてもできないのは,バカなわけではなく,問題の解釈,理解の仕方に問題があるのかも知れませんよ?PHIならそれを改善していくことができます。ぜひご連絡下さい。
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