常習犯とは
正しくは「常習犯」ですが、それを「学習犯」と書いていました。
単純に「常」と「学」を間違えただけとはいえ、ちょっと気になる(笑)
「常習犯」というと、悪いことを繰り返し行う犯人ことを指し、「常習」といえば、悪いことを繰り返し行うことを指します。
「常習」だけで悪いことという意味が含まれているんですね。
「常に習慣的に行う」という意味からですね。
それに対して、「学習」は大辞林にこうあります。
①まなびおさめること。勉強すること。 「新しい教科を-する」
大辞林 第三版
② 〘生〙 生後の反復した経験によって、個々の個体の行動に環境に対して適応した変化が現れる過程。ヒトでは社会的生活に関与するほとんどすべての行動がこれによって習得される。
③ 〘心〙 過去の経験によって行動の仕方がある程度永続的に変容すること。新しい習慣が形成されること。
④ 〘教〙 新しい知識の獲得、感情の深化、よき習慣の形成などの目標に向かって努力を伴って展開される意識的行動。
ということは、「勉強する犯人」「経験により行動が変化していく犯人」ということでしょうか。
繰り返すたびに進化するみたいでちょっとたちが悪そうですね(笑)
なぜこんなミスをしたのか
さて、本題に入りましょう。
なぜこんなミスをしたのか、です。
意味から考えても、読みから考えても、この間違いはあり得ません。
なんとなく似ている、以外共通項がないのです。
ということは…もうおわかりですね。
予め答えを見た上で練習をしている可能性が高い、ということです。
本人も見て書いているのだから、合っているに決まっていると思い込んでいるので、丸にしているのです。
本人が意図的にそうしたのか、見えてしまったのを覚えていたのかはわかりません。
しかし、いずれにせよ視覚で補わなければ、この間違いは出てこないのです。
「漢字練習帳なんて見て何かわかるの?」
と診断中の子どもに言われることがありますが、こんなこともバレてしまうのです(・∀・)
どこまで気付けるかは先生の力量による
最もこんな分析、そうそうできるものではありません。
実はこのノート、とある大手の塾の先生が宿題のノートチェックをしているものを、横目で見ていて見つけてしまったものです。
見終わってサインを書き入れていたので、すかさず聞いてみました。
「えぇ、見ましたけど、何かありました?」
「出来具合どう?」
「よくできていると思いますが…」
「この子、テストだと、どの式使って解けばいいかわからないって言って全然解けないタイプでしょ。」
「そうなんですよ。宿題もやってあるし、小テストも取れるのですが、テストとなると混乱するみたいで…」
などと間の抜けたことを言っておりました。
大手の塾が力を入れているのは、こういう細かい部分ではありませんからしょうがないですけどね。
こういう状態で大手の塾にそのまま通っていても、まず伸びません。
お子様がなぜ伸びていないのか、ハッキリさせたい方は学習法診断をお申込み下さい。
一般の方も入会に関係なく診断していますので、お気軽にどうぞ(^^)/
「この漢字ノート見終わった?」