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文字式でミスが多発するかどうかは分岐点になる
数学で最初からつまづく子に多いのが、文字が読めないことによりミス。
このミスが多発することで、やる気をなくし、そのまま数学が出来なくなる子も少なくありません。
オンライン教室でその指導をしましたので、そのようなノートの例と対策を紹介致します。
zは2と間違えやすい
文字式におけるzは2と間違えやすいことが多いのです。
そのため、最初の段階からちょっとだけ工夫することを教えておけば、見間違いによるミスを防げます。
このようなケースですね。
この子の場合は幸い大きさを小さくしているので区別はつきそうですが、下の青ペンで修正した方のzは大きく、もう少し汚くなると2と間違えかねません。
そこでオススメな書き方は、zの真ん中にチョンと線を入れておく、もしくは上の部分を反らして書く、といった2とは明確に区別できる何かを習慣化させていきます。
qは9、aと間違えやすい
これはqという文字が汚いため、9やaに見える例です。
字が綺麗な子でもやりがちなミスにつながります。
ミスしにくいアルファベットの書き方
文字式のアルファベットは、最初の内に書き方を練習させておくといいでしょう。
それこそ硬筆と同じような感じです。
読めればいいとか、こっちの方がいいとか言って自己流をアピールする子がいますが、ここで大切なのはミスしにくい書き方を身に着けておくことです。
以下にミスしにくい書き方の例を挙げておきますので参考にしてみて下さい。
気を付けるべき文字の一覧
よく書き間違い、読み間違いしやすい文字を一覧にしておきます。
- a : d,o,q,0
- b : 6
- d : a,q
- f : t
- h : n
- i : l
- l : 1
- n : m
- o : 0
- q : 9,0,a
- r : n
- t : +
- u : a,v
- v : u
- x : ×
- z : 2
字が汚くて間違えるのは,放置した結果
これらの文字は、字が汚かろうが綺麗だろうが、関係なく最初に気を付けておくべき文字です。
そのまま放置すると、大抵ずーっと直りません。
そして直らないとミスを連発します。
そのため点が取りづらくなり、数学そのものを嫌いになっていってしまうのです。
特に字が汚い男の子の場合、言ってもすぐには直りませんが,それでも言い続けなければならないのです。
数学ができないのではなく、実は他の要因で数学が出来なくなっているとしたら、勿体ないと思いませんか?
ファイではノートを写真で送ってもらってチェックしているので、地道にあの手この手で指摘して指導することができます。
習慣が原因となってしまっているものは、そのまま放置しても直りません。
ファイが根気強くサポートしていきますのでご連絡下さい(^^)/
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