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やる気を出して継続させる方法
やる気が続かない
「突然やり出したかと思ったら、またすぐに別のことの興味が移ってしまい、安定的に勉強してくれません。一度勉強から離れると、大体2~3週間は戻ってこず、またやりだすまでにしばらくかかるものの、1週間ぐらいするとまたやらなくなります。子どものやる気を出させて、それを続けるにはどうすればいいですか?」
日能研 小5 母
中学受験をする子に多いのが、やる気がないわけではないけれど、やる気が続かないというものです。
やる気を出させる方法というと、学校を見学させるとか、制服を見せるとか、そういう話になりがちですが、それではやる気の継続までいかないので、根本的な話をしていきましょう。
以前やる気スイッチのお話しを致しましたが、成長するに従って外的要因も増えていきますからね。
子どもの性格も興味も様々なので、一筋縄にはいきません。
それでもある程度やる気を維持しやすい秘訣はあります。
やる気を育てるのは以下の5つのときです。
- 親に褒められたとき
- 先生や友達に褒められたとき
- 集中して取り組んでいるとき
- 興味があるものを中断されたとき
- 何か新しいことを始めたとき
一つずつ見てみましょう。
親に誉められたとき
やはり親に誉められるのはどんな子でも嬉しいものです。
わが子となるとついつい悪い所に目が行きがちで、あれこれと言ってしまいますが、子どもは親に褒めてもらいたくて頑張っているというのが一番多いのです。
本心からに「自分のために頑張っている」なんていう子はまずいません。
親に褒められたくて頑張って、褒められるからやる気が出る。
実はやる気が出る一番多いパターンはこれなのです。
時々「他人が褒めてくれるんだから親は褒めなくていい」という方がいらっしゃいますが、今は他人も褒めてくれません。
褒めてくれたとしても、無責任な褒め方ですから、親の教育方針とは違う、変な方向へ頑張り出すことが多いのです。
やはり親が褒めるのが一番ですね。
よって、やる気が長く続かないときは、ちゃんと褒めて認めているかを確認しましょう。
先生や友達に誉められたとき
他人であってもやはり褒めてもらうのは嬉しいものです。
それが自分が慕っている人であればある程、嬉しさは増します。
親が褒めてくれないというケースでも、こういう事があると頑張れるのです。
そのため、誰かに褒めてもらって喜んでいた時には、誰にどういうことで褒めてもらえて喜んでいたのかを覚えておくといいでしょう。
親が同じものを褒めても喜んでくれる確率が上がりますし、適切に褒めてくれる方が近くにいると、子育てが楽になるものです。
集中して取り組んでいるとき
集中して何か取り組んでいるときは、ドーパミンという物質が出ています。
この物質が出ていると快感に感じるため、同じ状況で快楽を得ようとしてやる気が続きやすくなります。
しかし、この物質が出る経験をあまりしていないと、出にくくなってしまうのです。
使わなくなって目詰まりを起こした泡せっけんのポンプみたいなものですね。
そのため、しっかり集中して取り組める何か、を用意してあげることが重要になります。
ドーパミンを出す経験を沢山している子は、集中しやすくなります。
するとそれが集中力の維持につながりやすくなるのです。
ただし、何に集中するかも重要で、あまり中毒性が高いものに集中してしまうと、のめり込みすぎて抜けられなくなります。
例えばゲームやYouTube、スマホがこれに当たります。
あまりに方向性が違うもので、中毒性が高いものには触れさせない方がいいでしょう。
興味があるものを中断されたとき
興味があって取り組んでいる事を中断すると、その先が気になって余計やりたくなります。
特にゲームをやめなさいって言うとゲームを続けたくなりますが、これはゲームをしているときにアドレナリンやノルアドレナリンという物質が出され、さらに中断されることでストレスホルモンが出るからなのです。
これも体が覚えてしまい、またやりたくなってしまうのです。
そのため、子どもが楽しんでいるものを中断させるときは十分注意して下さい。
その中断が原因で、かえってそちらにやる気が向いてしまう事が多いのです。
新しいものを始めたとき
何か新しいことを始めると、その時は一時的にやる気が出ます。
そのため、勉強に飽きたらまた新しい勉強、もしくは新しい勉強のやり方をしてみることで、橋渡し的にやる気をリレーすることができます。
これは新しいものに興味を失っていなければ何度でもやる気が出ます。
ただし、どれくらい新しいものに興味を示すかはその子次第です。
ちょっとした新しさでもやる気が出る子もいますし、全く異なる現実離れした新しさでやる気が出る子もいます。
そのため誰にでも使えるわけではありませんが、合う方法を探してやってみる価値はあるでしょう。
やる気スイッチの裏話
そんなスイッチは存在しない
やる気スイッチを押す塾で働いている友人が、
「押せ押せ言うけど、そんな時間ないし、そんなスイッチ見た事ねーよ!」
とぼやいていたのを見て、似たような発言をした生徒がいたなぁと思い出しました。
オンライン授業で一人の生徒がつぶやきました。
「なんか最近やる気が出ないんだよねー。」
それに対して先輩の生徒がこう答えていました。
「やる気は待っててもでないよ。ガンガンやるからやる気につながるんでしょ?出ない時こそがむしゃらにやりまくらないと。」
うん、すごい(笑)
すごく当を得ている発言だと思います。
やる気スイッチを否定するわけではありませんが、確かにやる気って他人に押してもらうものじゃないですよね。
やる気の原動力はいつも自分です。
きっかけは他人が作ってくれる事もありますが、スイッチを入れるのは必ず自分です。
そしてそんなやる気スイッチは、他人が探して見つかるものではありません。
たまたま見つけてもらったとして、その人に一生押し続けてもらいますか?
他人に押してもらったやる気スイッチは、実はそこまで長続きしないのです。
だから押してもらうことを考えるなら、お金を貢ぎ続けなければならないのです。
それでも、スイッチは自分で切っていることになるので、切る経験だけは何度も積むことになります。
そして余計スイッチの切り方がうまくなる。
だからいかに自分で見つけるか。
これが大切なのです。
なぜ宝探しにわくわくするかわかりますか?
自分で探すからです。
もしルフィーが宝探しを指示するだけで、現場に足を運んでいなかったら、ワンピースはあんなに面白いでしょうか。
海賊は自分で宝を探すからあんなに熱中するのです。
子どもも同じ。
自分で探し出すから楽しいのです。
やる気スイッチも似たようなところがあります。
子ども自身がスイッチを探して、自分で押すことに意味があるのであって、他人が勝手に探して押すことには何の意味もありません。
今回は子どもが自分で探し出すきっかけについてお話しましょう。
その感情、誰が植え付けた?
子どもが何かをやり始めるきっかけは、たわいのないものです。
目の前にあればとりあえずやってみる。
目の前に置いておきさえすれば手に取ってみる。
そこに感情なんてありません。
しかし手に取ってみるうちに、感情を抱くようになります。
例えば小学校で配られるドリル。
一番最初に見たときは何も思いません。
手に取って開いてみます。
可愛いイラストにひかれて手に取るかも知れません。
まだドリルというものが何をするためのものか、それがどういう作用を自分に及ぼすかわかりませんから。
しかしいつしかそれが宿題として義務になり、やらないと怒られるものに変わっていきます。
すると、ドリルに対してネガティブなイメージがリンクされます。
そしてドリルを見たときに「嫌だなぁ」という感情が沸き起こってくるようになるのです。
こうなると次第に避けるようになり、成績が下がり、さらに怒られる。
これがいわゆるスイッチを自ら埋めて隠してしまっている状態です。
せっかく隠しているスイッチを、大人が掘り起こして目の前に持って来て押す。
それでスイッチが入りますか?
やる気を出したければ、とにかくやる!
やる気が出ないからしょうがないと思っている方が多いのですが、実は間違い。
やる気が出ないなら、やる気が出るまでやった方がいいのです。
やれば課題が見えてきます。
本来子どもは課題を見つけて何とかしようとしますので、課題が見えればそれを取り組もうとし始めます。
そして何より、やり出せばそれが当たり前になっていきます。
どんなに嫌でも、3か月続ければ当たり前になっていきます。
それに対して、やる気のない状態は、砂漠の中に埋もれたスイッチを探すところから始める状態で,優先順位も付けられていなければ,具体的に何をすればいいかもわかっていない状態なのです。
もしくは既に植え付けられたネガティブな感情に邪魔されて避けているからか。
いずれにせよ、とにかくやってみる。
そうすれば何か見えてくる。
やるきとは、そういうものです。
やる気スイッチを自分で押せるようにする方法
興味がありそうなものをばらまきまくる
子どもが自分で押しているスイッチを分析してその傾向を探ることで、どのようなスイッチなら自分で押すのかを予想します。
そして当たりそうなスイッチをとにかく大量にばらまきます。
100個ばらまいて1個見つけてくれるかどうかですが、繰り返していくうちに成功率が上がっていき、次第にばらまいたスイッチを押してくれるようになってきます。
そのスイッチを使って、一番押させたいスイッチの方へ誘導していくのです。
この方法の場合、興味がありそうなスイッチを見つけるまでに半年~1年。
その興味を目的のスイッチまで誘導するのに1~2年。
結果につなげるためにはさらに時間がかかりますが、自ら選んで押してきたスイッチばかりなので、一度たどり着けばそうそう簡単にスイッチが切れることはありません。
また、興味があるものなので、比較的結果にも早く結び付きます。
ただし、興味がないものには全く手をつけなくなる可能性もあります。
寄り添って一緒に同じ作業をやる状況を作る
子どもにやれというだけではなく、大人が一緒に寄り添う形で進める方法です。
とにかく時間がかかりますが、少しずつ子どもは動いていきます。
毎日単調に同じことが繰り返されるわけではないため、様々なものに邪魔されてなかなか定着するところまで行きません。
それでも続けていけば、一緒にやってくれるようになります。
大体一緒にやってくれるまでで半年、やり方を覚えてくれるまでで半年~1年。
いなくても自分でやってくれるようになるまでさらに半年~1年。
やり始めるまででトータル2~3年。
成績に反映されるのはさらにその先といった長期的計画になりますが、成功率はかなり高くなります。
そして何より様々なスイッチを押してきているので、興味の幅が広がりやすく、色々なものに自らスイッチを見つける力が身に付きます。
なお、ここで言う寄り添いとは、週数時間、科目だけなんていう中途半端な寄り添い方ではありません。
その子の趣味や性格、生活や人生に関わるレベルで寄り添うことを指します。
強制的に探させる
方針も方法も、全て指示をしてやらせてしまうやり方です。
一般的な塾が採用しているやり方はこの方法で、どれくらい強制的にやらせるか、が塾によって大きく異なります。
また、中学受験を考えている親もこのタイプが多いでしょう。
そのため、子どもは逃げ場がなくなってしまいますが、逃げなければ最短でやる気スイッチを押すことができます。
しかし、そのスイッチも「さぁ押せ!押すんだ!」と言われて押すようなやり方なので、これ自体に嫌気がさすと、スイッチを探すこと自体に嫌気がさしてしまうことになりかねません。
いわゆる躁鬱(そううつ)です。
もっとも子どもは無邪気なため、逃げることもズルすることもできるため、実際に鬱になるとは限りません。
しかし勉強という土俵に立つこと自体を諦める子が多くなるのは確かです。
なお、この方法は信頼関係がないとできません。
他の方法はやりながら信頼関係を築いていくことができますが、この方法はやりながら信頼関係を築いていくことはなかなか難しいのです。
忍耐力だけでなく、感情ではなく冷静に判断する力、打たれ強さといった、いわゆるファイティングスピリッツが高い子でないと,やりながら信頼関係は築けないのです。
しかし信頼関係が築けた上で、この方法が使えると、ものすごい勢いで伸びていきます。
乗らないようであれば、強制的にこの土俵に乗せようとするより、先の2つの方法のどちらかを取る方が成功率は高くなります。
放置する(見守る)
親の理想に沿ったスイッチを探して欲しいと思うから大変になるのです。
子どもは自らスイッチを探して自ら押していくものなので、余程ダメな方向に向かわない限り、見守っているという方法です。
時間はものすごくかかります。
勉強の方向に向かわないことも多々あります。
しかし、考える力と特化した力ははぐくめます。
そのため、自分が見つけたスイッチを活かせる世界を与えてあげれば、その世界では成功しやすくなります。
今の時代,生き方としてはこういう生き方も悪くありません。
狙った方向へは行かないかも知れませんが。
忍耐力の重要性
やれやれ言っても子どもはやりません。
だから先のような方法から選択することになります。
これらはリスクは少ないけれど時間がかかるか、時間はかからないけどリスクが大きいかといった選択になりますので、いずれにしても子どもが逃げない忍耐力が重要になります。
忍耐力がなければない程、時間がかかり、忍耐力があれば早く進みます。
そういう意味では、中学受験の素質は、忍耐力がどれだけついているか、が重要とも言えます。
最も、いくら忍耐力があっても、勉強スタイルそのものがおかしければ、ただただ成績が下がっていくのを耐えるだけになってしまいますので、注意しましょう。
がむしゃらにやることの大切さ
冒頭の「がむしゃらにやりまくれ」というセリフ。
実は私が、この生徒が中学受験をするときに言った事なのです。
その時は
「お前のやる気なんてどうでもいい!やるのかやらないのか、今すぐ決めろ!」
と怒鳴りつけたのですが、この子はこの後半年、泣きながら勉強を続けます。
何度も叱られて、何度もやり直しさせられて、それでも逃げませんでしたし、やめるとも言いませんでした。
最もこれは私がスパルタで教えるときの絶対条件ですから、ダメそうなら即指導中止にするだけですが。
半年たった頃には成績が取れなくて泣くことはありましたが、私に叱られて泣くことはなくなり、やれと言わなくてもやってくるようになって、勉強の時間も質も向上しています。
「それまで逃げてたテレビやゲームも、今となってはやらなくても全然平気だし、やってたから楽しいって思えたんだろうなって。だから今は勉強やってるから楽しいと思えるようになったんだろうなって。調べてるとかえって楽しくなってきちゃって止まらなくなるんです。もっと問題を解いた方がいいってわかってるんですけど。」
要するに、「テレビやゲームが楽しかったわけではなく、テレビを見たりゲームをしたりしていたから楽しいだけで、やらなければやらないで大丈夫なものだった」ということです。
そして逆に「勉強は単にやっていなかったから楽しさを知らなかっただけで、やるようになったから楽しさがわかってきた」と言っています。
だからこの子は勉強自体を楽しむようになったものの、問題を解くのが楽しかったわけではないので、演習量はそんなに多くありませんでした。
それが原因というわけではなく、単純に時間が足りず、残念ながら第一志望には落ちましたが、それに近い第二志望の学校には合格していきました。
確かに解く問題数は少なかったのですが、まとめの量は膨大で、1つ間違えると数ページにわたってまとめをしていました。
第二志望とはいえ、春の時点では20%未満の学校に合格したのですから大したものです。
その時の生徒がこうして後輩の生徒に話して、また次の世代に伝えていってくれるかと思うと感慨深いものです。
大切なのはバランスと組み合わせ
やる気には単発的なものから長期的なもの、強いものから弱いものまで様々です。
あの手この手でやる気の刺激を与えつつ、軌道に乗るまで待つしかありません。
ちなみに恐怖から生まれるやる気は、実は割と長く続きます。
しかしそれから逃げてしまう子もいます。
逃げてしまえばそれまでですが、折れてしまうと手がつけられません。
何をやってあげても裏目に出てしまって収集がつかなくなります。
そうなってから後悔しても遅いので、折れるよりも逃げる方がマシだというのは覚えておきましょう。
逃げている姿を見ると嫌になるものですが、逃げている間は自分の居場所を探している段階なので、精神的には大丈夫です。
もう相当昔の話ではありますが、私の生徒でも不良や暴走族になった子もいます。
どの子も、親に勉強を強制されてきた子ばかりです。
幸い勉強自体は嫌いでも、先生としては慕ってくれていたので、粋がっているレベルで人としてやってはいけない一線は超えませんでしたが、やはり一度折れるとなかなか勉強の世界には戻って来てくれませんね。
やる気を育てたい一心で、やる気を奪わないように十分気を付けて接してあげて下さいね。
ファイはこの辺を得意としていますので、中学受験を通して潰れてしまった子、潰れかけてしまった子はすぐにファイへご連絡下さい。
1年放置するだけで、どんどん復帰しづらくなります。
いかに早く気付いて対策を取るか、これが要なのです。
オンライン授業の塾生たちの名言
番外編として、オンライン授業の塾生たちのやる気が見える名言を紹介したます。
こういう発言をする子が1人2人ではなく、何人もいるのがファイのオンライン授業の特徴です。
他の教育者の方々いわく「オーラが違う」らしいです(笑)
雰囲気を感じ取って頂ければと思い、載せておきます。
100点取りたい!
「90点取っても褒めてもらえなかったから、今度は100点取りたいんです!」
「英語は大分完成してきたから理社をやろう。」と提案したことに対してこのように言って来ました。
前回90点以上取ったのにお母さんに褒めてもらえなかったのが悔しかったようです。
でも理社をやらなくていいわけではありませんから、そのように説得すると、
「理社も100点取りますから!!!」
と(・∀・)
褒めてもらえると思って頑張ったのに
「褒めてもらえると思って頑張ったのに…」
本来、私は人に褒めてもらうために勉強するものじゃない、と話していますが、小学生だとやはり褒めてもらいたいという気持ちが強いものです。
ストレートに言う子は少ないのですが、思っている子はかなり多いのです。
前日に終わりきっていない事を親に叱られたため、翌日は徹夜して終わらせたそうです。
しかし、徹夜の反動で翌日は昼まで爆睡という事態。。。
結局ちゃんと寝なかった事を親に怒られてしまい、先ほどのように塾でぼやいていました。
子どもの頑張りが空回りしていることは多々あります。
まずは頑張りを認めてあげたいところですね。
LINE放置中
気付いたらLINEのトップページがこのように変わっていました。
ここに載せたのは2人分ですが、結構やっている子はいます。
LINEを使っていると、どうしても触ってしまう、ということで、自ら友達に宣言したそうです。
そして凄いのは、こうすることで、実際に友達からLINEが来たとしても、見なくなったといいます。
そのため、既読スルーが+99に(笑)
1位取ってきます!
「1位取ってきます!」
とある学校の1位と3位をファイのオンライン授業の塾生が押さえたので、今度は1位・2位・3位独占をやってもらいたいものです(笑)
私のために授業をして!
「みんなのためじゃなくて私のために授業して下さい!」
「甘ったれるな」と言いましたが(笑)
この先の人生において自分ひとりのために教えてくれる機会なんてそう多くはありません。
みんなと同じものをやる中で、自分はどれだけ学べるかが差につながります。
でも先生を独占してでも点を取りたい!という意気込みは素晴らしいですね。
これを言える子は、例外なく伸びています。
進学先でも同じことを先生に言いますからね。
そうすると先生も嬉しいので、頑張ってくれるわけです。
3科満点宣言
「多分3教科は満点いけます。」
1年前に初めて会った時は覇気もやる気も感じられない、底辺に近い子だったのですが、あっという間に上りつめて、とうとうこんなセリフを言うまでになりました。
最近は目標も宣言も言いますし、自分に自信が持てた事がよくわかります。
なお、3教科満点は取れませんでしたが、1教科は満点、2教科は数問取り損ないました。
でも元は百点どころか平均点すらいっていなかった子なので十分立派!
女の子って怖い…
友達との会話では、
「無理無理!満点とか、私には難しいしーww」
と言っていましたが、その直後にメッセージで
「あの子に絶対負けないから。」
と送られて来ました。
女って怖いなーって思いました(笑)
この子に限らず、女の子は口で言う発言と、書き留めてる内容が全く真逆な事がありますね。
これも踏まえて指導しないといけないので大変…
勉強させるより、発言を変えた方が効果的
さて、オンライン授業の塾生たちの名言を書き出してみましたが、これだけ意欲的な発言が飛び交う塾はなかなかありません。
手前味噌な話ですが、様々な塾に出入りして見ていても、こういう雰囲気になっているところはほとんどありません。
しかしこの子達は決して最初からこんな感じだったわけではないのです。
自分に自信がついて伸びる。
伸びてまた自信をつける。
そして周りにいる子も先輩も、伸びて成功した子ばかり。
相乗効果でどんどん変わっていくのです。
そしてその雰囲気を作るのに欠かせないのが、親の考え方です。
結局周りがどれだけ良くても、親の発言がネガティブでは、すぐに打ち消されてしまうのです。
やる気スイッチを押したいのであれば、親自身の発言や考え方から見直すのが、一番手っ取り早い、ということです。
ファイでは月1万円からアドバイスを実施しています。
おひとりでは改善できない方は、ぜひご利用下さい。
「やる気スイッチを押してくれるはずの塾に通っていますが、やる気が継続しません。どうすれば継続させられるのでしょうか。」
スクールIE 中2 母