中1で人生を投げた反抗期の女の子
この子はずーっと大手の塾に通っていたのですが成績は低迷。
学校でも札付きのワルとつるみ、学校も塾も授業もサボっていたそうです。
先生にも目をつけられ、校内で事件が起きると呼び出されて怒られたとか。
部活で怪我をして何をやってもうまくいかないとわずか中1で人生を投げていた時は、テスト期間であっても9時には寝ていたとの事。
中2になり、5教科合計も230点台、順位も300人中250番台に突入し、さすがにヤバいなと感じ始めたそう。
そこで個別指導の塾に変えてみたものの、全く成績は伸びず。
そんな状態の時に知り合いがファイで急激に伸びた事を知り、親を説得。
粘って粘って、1か月以上説得していたとか。
親としてもファイは厳しいし高いと聞いていたし、荒れて荒れてここまで成績を落とした子が何を言っているんだと思っていたようです。
しかし、やらなきゃと思っていて個別指導で見てもらっているにも関わらず伸びない成績。
家で何をやっていいかわからず、結局もがいているだけという現状。
「やらなきゃいけないのはわかっているけど、何をどうやればいいかわからない! 宿題が多くてもいい!ファイに入りたい!」
と毎日説得が続いたそうです。
とうとう親も折れてファイへ足を運んで下さり、入会することになりました。
勉強ってこうやってやるんだ!
ファイに入ってからはとにかく
「勉強ってどうやるの?」
の連続でした。
なんとこの子は、ワークは答えを写して提出するものだと思っていたのです。
一応最初は自分で解いてみるものの、1問目からわからず、結局全部写す。
この繰り返し。
「わからなくても、答えを書いて提出しないと成績を下げる!」と学校の先生に言われていたのも一因なようです。
それをゼロから改善していきました。
その結果、最初のテストでいきなり+70点。
その次のテストで+10点。
そしてまた次の試験でさらに+70点!
怒涛の勢いで伸び、とうとう400点目前まで来ました。
もちろん全教科平均点超え!
順位も114位までアップしてなんと140人ごぼう抜き!
親が帰ってきてお酒を飲んでる時に成績を見せたらしく、盛大に吹き出しそうになっていたそうです。
この子にはお姉さんがいるのですが、そのお姉さんはこの子と違ってとても大人しく真面目。
コツコツと勉強して来たものの、上がりもせず、下がりもせず。
そんなお姉さんの成績をアッサリと抜き去ってしまったことで、学校も先生も家族も、みんな見る目が変わったそうです。
そしてこんなコメントをくれました。
「私でもこんなにできるんだってビックリ!ほんと今までの塾は何だったんだって感じ。勉強するってこういう事なんだって今実感してます。」
高校受験は失敗。でも…
この子はその後も伸びていきましたが、志望校は高く、判定はE判定のまま。
そして残念ながら第一志望の公立は落ちてしまいました。
しかし高校入学後も怒涛の勢いで伸びていきます。
最初のテストでは下位4分の1からスタートし、高校2年では中の上くらいまで上昇。
そして3年では理系に進みたいとのことで、理系の試験にチャレンジ。
この学校の理系は1クラスだけで、希望制ではなく選抜制だったんですね。
そのため、男女問わず上位30名までしか理系に行けないシステムでした。
そんな試験になんと合格!
女子の中で2位だったそうです。
そして中学生の時は「専門学校に行って祖父の会社に入る」と言っていましたが、ちゃっかり大学へ進学して、
「今もちゃんと勉強続けてるよー(笑)」
と顔を出してくれました。
がむしゃらにやっても伸びないものは伸びない
以前はとにかく勉強時間を増やせ、みたいな風潮がありましたが、今はそんな時代ではありません。
まして単純に暗記をすればいいという時代でもありません。
何を題材にどう考え、どう処理するか、が大切なのです。
しかしそれらを教えてくれる環境はまだまだ多くはありません。
「自立」や「考える力」などとうたっていても、現実は効率化を追い求め、パターンに押し込めた教育をしている塾や学校ばかりなのです。
勉強のやり方も、個々のやり方に合わせるのは難しく、型にはめた勉強法を強制する、これが現実なのです。
既存の教育で型にはまっているのであれば構いませんが、うまくいっていないのであれば、教育の在り方を見直してみるべきでしょう。
気になる方はまずは学習法診断から受けてみて下さい。
あなたのお子様がどうすれば伸びるのか、見えてきますよ(^^)/
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