携帯に時間が取られる
「放っておくといつまでも携帯で遊んでる!」
多くの親が抱えている問題でしょう。
携帯は子どもとすぐに連絡を取るためにも今や必須なツールで与えない訳にもいかない。
ゲームも友達との関係構築に必要となる場合もある。
「自立すれば大丈夫。」
そう思って与えたもののゲームやアプリに振り回される日々。
なぜ子どもは携帯やゲームにはまってしまうのでしょうか?
なぜやめられない?
私はこれは当たり前の事だと考えています。
しっかり教育すればという方も多いようですが,教育が成功するのはごく一部。
そもそもしっかりした教育が出来ているご家庭がそんなにありません。
逆の立場になって考えてみて下さい。
あなたは今ゲームを作る仕事をしています。
どんなゲームを作りますか?
すぐ飽きるゲームを作りたいと思いますか?
すぐ飽きるゲームを作ったとして,それが売れる訳ありません。
一時客を取れてもすぐに去ってしまいます。
そして仕事が来なくなります。
私にはゲーム,アプリを作っている友人が何人かいますが,それはもう大変な仕事で,売れなければ金にならない,と日々ネタの収集に明け暮れています。
そう、ゲームやアプリはハマって使ってもらわなければお金になりません。
ハマってもらうために大人たちが本気で,それこそ命がけで色々な仕掛けを用意している。
それがゲームやアプリです。
まだ自立していない子どもたちがそんなのに抗えると思いますか?
どう考えたって普通はその楽しさにハマってしまうに決まってます。
ごく一部の子どもだけが自分の意思でコントロールできるのです。
はまってしまうのは,あなたのせいでも,子どものせいでもありません。
相手が悪い,ただそれだけです。
言われても止めないのはなぜ?
では今度は子どもの立場に立って考えてみましょう。
最近は減ってきているようですが,お酒やタバコ。
これをやめろと言われてやめられるでしょうか?
おそらくほとんどの方が難しいでしょう。
子どもにとってゲームやアプリは同じような物なのです。
ゲームやアプリにも中毒性があるのです。
いくら言ってもやめられない時はやめられません。
要するに,ゲームやアプリにはまっている子にお説教しても何も効果がないという事です。
麻薬中毒者を麻薬から離す方法は隔離しかありません。
携帯やゲームも同様です。
隔離しかありません。
どうやって隔離する?
隔離と言っても様々な方法があります。
一番手っ取り早いのは完全に取り上げてしまう方法ですが,それは最終手段でもいいでしょう。
理想はなるべく自分の意思で離れるように仕向けること。
預けるとか,他に打ち込むものを作るとか。
いずれにせよ,ただ言うだけでは何の解決にもなりません。
「もし自分が趣味をやめるとしたら,どうすればやめられるのか。」
一方的に押し付けるのではなく,この視点に立って,子どもに寄り添って,一緒に考えてあげて下さい(^^)/
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