大宝律令、暗記していませんか?
701年に制定された大宝律令。
ただ年号の1つとして丸暗記していませんか?
サピックスからファイに転塾してきた子が、言葉として丸暗記していただけで、その中身を知らないという状態だったため、中身が全く入っていませんでした。
サピックスでは年号カードが配られて、それを使って何度も覚えるんですね。
親が年号の覚え方を調べて呪文のように唱えさせているご家庭もかなりありますね。
でもそれだと何も発展性がない、ただの単語の羅列になってしまいます。
やっぱり律令とは何かをベースに理解したい所。
漢字の意味が分かれば歴史の流れも背景も理解できてきます。
大宝律令ってなに?
大宝律令というのは、6巻からなる「律」と11巻からなる「令」の合わせて全17巻からなる法律です。
唐を参考にして作られていると考えられ、日本初の法律と考えられています。
刑部親王(おさかべしんのう)、藤原不比等(ふじわらのふひと)によって完成させられたとされています。
そもそも律令ってなに?
「律」とは
律というのは刑法で、こういうことをしたら、こういう罰を与えると定めたものです。
いわゆる百叩きの刑とかそういうものですね。
律という言葉は「自律」という言葉に使われている通り、自分に厳しくするという意味があります。
⇒ 自立と自律,何が違う?勉強に求めるべきなのはどっち?
「令」とは
令というのは、行政法を表します。
行政法というと難しい気がしますが、要するに国の政治の仕組みについて、役割分担、意思疎通の方法を定めたものということです。
今でいう、内閣、文部科学省、大蔵省とかというようなものについてですね。
「令」という漢字には「言いつける」という意味があり、言いつけに関するルールという意味です。
漢字の意味はバカにできない
漢字の意味を考えずに、ただ単に言葉だけ覚えていると、その問題にしか使えません。
しかし、漢字の意味からその出来事の意味を考えることによって、他のものにも使えるようになってきます。
丸暗記してるなぁと思うものをLINE公式アカウントにつぶやいてみて下さい。
確かめる方法、お答え致しますよ(^^)/
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