塾に通っていないから伸びる
ファイでは塾に通っていない子にも学習法診断を実施しています。
そこでよく耳にするのが
という話。
塾生にもよく、
「塾に行ってないのに頭がいい人がいるのはなぜですか?」
と聞かれます。
しかしこれ、不思議でもないし、当たり前の事なのです。
むしろ塾に行っていないから成績が伸びると言っても過言ではないでしょう。
その差は、
そもそも勉強はどこでするべきものなのか?
という事です。
塾に通わせている子は、週何時間ぐらい塾で勉強していますか?
家にいる時間とどちらが長いですか?
塾に通っている子は、塾に通っている時間が勉強時間になります。
ところが、家に帰るとリラックスモードになる子も少なくありません。
よって家での勉強の質は、塾での勉強の質には及ばないのです。
ところが、オンライン授業や通信教育などで、家で勉強することが当たり前になっている子は、家が勉強するスペースとなります。
つまり同じ家でも、ハッキリとモードを切り替えられるのです。
よって塾に行っていない分、質の高い勉強時間を多く確保できるため、成績がいいということです。
塾に通うと自己管理能力が低くなる
塾というのは、ここ30~40年で一気に発展して、今ではかなりシステマチックかつ効率的な管理ができるようになりました。
そして自分が子どもの頃に塾に通っていて、お子様を塾に通わせる世代も出てきています。
これが何を意味するかお分かりですか?
そう、養殖教育のサイクルが完成したということです。
塾は手取り足取りサポートしていくことで、塾がなければ勉強できない子ども達を作り出す。
こうして卒業していった子ども達が親になり、塾に行くのが当たり前だと思い、子どもを塾に入れる。
子どもは勉強のやり方を学ぶ機会を得られないまま、結局塾がなければ勉強できない状態になる。
与えられたものをやるだけなので、自分ひとりでは何をやればいいかわからなくなるんですね。
だから塾に入れても勉強できないのです。
やればいいというものでもない
「でも、うちの子にも通信教育をやらせていたのですが、結局やらずじまいで、大して伸びなかったんですよ…」
まぁ、そもそもやっていなければ伸びませんよね。
「うちの子は、一応計画通りやっていたのですが、伸びなかったですね。」
そうなんです。
通信教育はやればいいというものでもありません。
勉強の素質が備わっている子が伸びるのです。
素質がない子は伸びません。
その素質の要になるのが、考える力であり、自律です。
これらが備わっている子は、伸びるやり方ができるんですね。
つまり、何をやっているか、ではなく、どうやるか、で決まるのです。
やり方が悪ければ、通信教育でも意味がないのです。
まぁこれは塾に通っている子にも同じことが言えますよね。
塾に行ってないのになぜ成績がいいのか、というよりも、
塾に行っているから成績が伸びない!
家庭学習ができていないから伸びない!
ということです。
実際チャレンジやZ会といった通信教育はよくできていますよ。
もちろんメリットあり、デメリットありですから、最高の教材だとは言いませんが、ちゃんと自分でやれる素質があるなら最高の教材です。
塾に行かなきゃ成績が伸びない、というのは、バブル世代とその子世代が塾全盛期の時代に植え付けられた迷信なのです。
ファイのオンライン授業で勉強のやり方を第一にして教えているのも、同じ理由です。
家庭学習こそが成績を伸ばす最大のポイントだからです。
授業であっても基本スタイルは変わりません。
すなわち授業がなかったらどう勉強するか、です。
同じことを家でもできるようになれば、成績なんて勝手に伸びますからね。
ファイのオンライン授業では、月1万円で勉強のやり方をアドバイスをしています。
今の通信教育をそのままで、ご家庭の状況、お子様の性格に合わせた使い方のアドバイスができます。
使い方を変えるだけで、成果も大きく変わってきますよ!
「チャレンジや進研ゼミ、Z会といった通信教育しかやっていないのに、常に成績上位者がいるのですが…」