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どこでもできるプチゲーム
休み時間に中学受験の子ども達がやっていた遊びを紹介しましょう。
古今東西というゲームはご存知でしょうか。
地域によっては山手線ゲームと言うみたいですね。
これを使ったビンゴゲームです。
ご家庭でも簡単にできるので、ちょっとした時間にやってみるといいでしょう。
兄弟間ならレベル差もありますが、競争心をあおることもできますし、出題の仕方によってレベル差も調整できます。
また、親が参加しても子どもに気付かれずにゲームコントロールがしやすいため、うまくやれば子どもを乗せることができます。
古今東西ゲーム(山手線ゲーム)とは?
お題に沿ったものを順番に言っていくゲームです。
例えば、都道府県というお題の場合、都道府県をリズムに合わせて順番に言っていきます。
同じのを2回言ってはいけません。
言えなくなったら負け、というシンプルなゲームです。
中学受験ではある程度知識量が要求されるため、古今東西でも十分勉強になるのですが、これはどちらかというと反射的に答えられる知識を要求しているものなので、単純暗記に頼りがちな傾向になります。
そこで一工夫してビンゴにすると、知識の関連付け方が変わってきます。
古今東西ビンゴゲームとは?
お題に沿ったものをマス目に書いてビンゴにします。
例えば、都道府県なら47都道府県の中から選んでマス目に入れていきます。
マス目は何でもいいのですが、初心者なら3×3マス。
でも早く終わってしまうので、できれば5×5マスでできるようにするといいでしょう。
お題の範囲内であれば、好きなものを好きなところに選んで配置して構いません。
配置が終わったら、順番を決めて、好きなものを選んで言い、消していきます。
例えば北海道なら北海道を消してビンゴを埋めていきます。
この時、もし北海道を書いていなければ消すことができません。
順番に好きな場所を言っていくため、3×3マスなら遅くとも3ターン目、5×5マスなら遅くとも5ターン目には勝負が決まることになります。
中学受験としての戦略性
このゲームに必要なのは単純に知識だけではありません。
知識はもちろん、他の人が忘れていそうなところを自分の番で言って埋める戦略、他の人が言いそうなところを書いておく戦略が重要になります。
そのため、ビンゴを狙う一列の中に、他の人が言いそうなものと、抜けてそうなところをうまく配置しておくことが、早くビンゴするためのポイントとなります。
本気でやるわけではなければここまで考える必要はありませんが、本気で勝ちに行く場合は、相手の知識量や知識の偏りも考慮に入れ,狙っていくことになります。
どう活かせるのか?
単純な知識ではなく、関連事項として知識を探っていくため、知識の関連付けに強くなります。
例えば都道府県の場合なら、頭に地図を思い浮かべて探すはずです。
千葉県の名産となれば、色々千葉県のイメージを手繰り寄せながらマス目を埋めていくことになります。
そのため、一見関係なさそうな単純知識を芋づる式につなぎとめていく役割を果たします。
また、他の人が言ったものを自分が書いていなかった場合、もし知らなければそれが新たな関連付けのきっかけにつながりますし、もし知っていれば、思い出した時点で関連付けがなされます。
知っていても知らなくても、ゲームをするだけで何かしらの記憶に作用するのです。
学年や知識レベルによるハンディ
ファイで実施するときには基本的につけませんが、子ども達が自主的につけている場面に出くわすことはあります。
例えば、思いつかない子に対して思い出しやすいヒントをいくつか出してあげるとか、お題の許容範囲を広げてあげるといった感じです。
もっともお題の範囲を広げるというのは、都道府県と決めているのに外国の国名を入れていいとかそういうことではありません。
そんなことをしたら、ハンディがついていない人はビンゴ出来なくなってしまいます。
例えばハンディをつける場合は、地域ごとに選ぶ個数をなるべく均等にするとか、特産品の場合はコシヒカリと限定しなくても、米でいいことにするといった感じです。
正誤の判定は?
親や先生がいればジャッジをしてもいいと思いますが、基本的には子ども達に任せた方がいいでしょう。
色々な意見の衝突が見ることができ、それも成長につながります。
ただし、意見ならともかく、争いは起こらないようにした方がいいでしょう。
親子間で行う場合は注意して下さいね。
ファイではこのように、無理せずに学力につなげる提案をしています。
子どもとの接し方、勉強のさせ方がうまく言っていない方はご相談下さい。
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