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「夏を制す」の本当の意味と受験生の夏の現実

受験の天王山

理想と現実

お母さん

「もう夏も半分終わろうかというのに、一向に受験モードに入りません。勉強時間自体は取っているように見えるのですが、長く座っているだけで、集中しているようには感じられません。おそらく、中身は夏前とあまり変わらないのではないかという気がします。このまま待っていてもいいのでしょうか。」

中3 市進学院 男の子の母

「受験の夏」とか「受験の天王山」などと言われる夏休みですが、どのようにお過ごしでしょうか。

有意義に夏を使えているでしょうか。

おそらくほとんどの方が今までの延長で塾に通い、だらだらと過ごし、夏を終えてしまうのが目に見えているのではないでしょうか。

特に中学生は

塾生

「中3の夏から受験モード!」

などと言って部活に打ち込んでいた子も多いと思いますが、大抵そういう子に限って部活が終わると燃え尽きてしまいます

受験生の夏から受験モードなどという甘い考えは持たせず、受験学年ではないうちに、日々時間を大切に過ごすことが、夏を制する要になります。

月曜日までに宿題を全部終わらせられるように頑張る!

強い部活なのに勉強もできる学校がある

ちなみに千葉県には、難関校へ進学する生徒が多いにもかかわらず、県大会常連レベルの強い公立中吹奏楽部が存在します。

強いので当然勝ち進み、秋も練習が続きます。

顧問がいいのか、学校としての風潮なのか、地域の風潮なのか、様々な要因がありますが、いずれにしても勉強も部活もできる公立中は存在するのです。

実際この学校の生徒達を何人も教えていますが、やはり時間の使い方は相当訓練されていますね。

勉強に関しても、部活優先という心構えではありませんでした。

部活があるから勉強ができないという言い訳をする子はほとんどいないのです。

中1も中2も、もちろん中3も。

だからメリハリがしっかりできたのでしょう。

「全員一緒じゃないと練習できないから塾のために部活を休むな!」などと言って強制させる割にはアッサリ敗退するような部活とは根本から考え方が異なるのです。

夏を制するとは時間を制すること

さてファイの中3は一応勉強に打ち込む姿勢ができているのか、宿題の量が一気に膨大な量になったにもかかわらず、「無理!」とか「できない!」という子は1人だけでした。

全員言わなかったらカッコよかったのですが、残念ながら相変わらず1人は言っていました。

しかしファイで教え始めた頃は、みんな

塾生

「そんなにやれない」

とか

塾生

「やる時間がない」

など言っていたので、やはり長いこと教えていると時間に対する考え方が変わってくるものです。

何とかどこかでやろうと計画表と格闘している姿に成長を感じました。

さて、もう夏休みも半分終わりに差し掛かっています。

「明日やろっ!」をあと20回言えば夏は終わります

正直既に夏休みに入ってしまった受験生に、今から時間の使い方を覚えさせようとしてもなかなかうまくいきません。

しかし諦めてしまっては可能性を全て失うことになります。

よってダメ元でも頑張らせるしかありません。

まだ受験学年ではない子ものんびりしていられませんよ!

行きたい学校があるのなら、この受験生ではない夏の過ごし方が勝負になるとお考え下さい。

「来年頑張ればいい」という子は、来年も頑張れません

なお、時間は取れているのに成績が上がらないという場合は、次のステップである勉強法が要になります。

いくら時間だけかけても効率が上がらないなら、勉強法を改善しなければ秋以降の伸びも見込めません

塾の宿題は誰がやっても無難に成果が期待できるものの寄せ集めなので、お子様に合ったものを選ばない限り、他の子を出し抜けません

ご家庭で何ともできない場合はファイがお力添えしますので、手遅れにならないうちにご連絡下さい

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