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漢字練習が苦手な小学生に勉強させる方法と間違えて覚えないようにするための方法

漢字の勉強

漢字を間違えて覚える習慣をつけさせないポイント

間違って覚えた漢字は直されない

お母さん

「漢字練習はしているのですが、練習が雑なため、変な書き方で練習し、そのまま覚えてしまってテストではバツになります。普段から丁寧に書きなさいと言っているのですが、とにかくめんどくさがって適当に練習します。何とかならないでしょうか。」

先日の学習法診断で、漢字についての相談がありました。

見てみると、確かに練習は沢山してあります。

しかし、ところどころ間違えて書いている漢字が…

そのため、漢字は練習しているのに間違えて覚えてしまっているがためにバツばかり。

実は結構よくあるケースなので、同じ経験をされている方もいらっしゃるでしょう。

いつの時代でも、どんな子でも1つや2つ、間違えて漢字を覚えているものです。

しかしそれが一回のテストで2個も3個も間違えて覚えているために失点しているとなると、これは大変です。

これら間違えて覚えている漢字というのは、本人は間違えている自覚がないので、いくら練習したところで間違いは直されません。

しかも漢字練習や本人が丸してきたものを本当に間違えて覚えていないかチェックする先生なんてほとんどいません

時々目について指摘されればラッキー!

その程度です。

そのため、この間違いは直していくのが非常に困難なのです。

勝負は小学校1,2年生

もし現在小学校1年生、2年生なら、まだチャンスはあります。

有効なのがペン字

ペン字は見本の字をなぞって字をうまく書く練習をするものです。

小学校1年生の時に、ひらがなで練習した思い出がある方も多いでしょう。

これにより、間違えて覚えてしまうリスクを減らすことはできます。

欠点としては、もともと漢字を覚えるためのものではないため、ペン字で全部カバーするのは難しいのです。

そしてペン字は丁寧に書く練習をメインとしているため、そこそこの成績を取っている子にとっては面倒な事この上ないのです。

投げ出されたらおしまいです。

しかし、初めて見る漢字を練習するとき、なぞって丁寧に練習する癖をつけてしまえばこっちのものです。

学年が上がって、新しい漢字が出てきても、同じように練習してくれますので、間違えて覚えてしまうリスクを軽減することができます。

小学校3年生~4年生くらいの場合

とりあえずペン字をやってみる効果は十分あります

「字を丁寧に書けるようにしよう」

と声をかけてみて、嫌がらなければ問題ありません。

嫌がるようなら、字が丁寧にかけることのメリットを説明しましょう。

最近はスマホやパソコンが主流ですから、字が綺麗に書けることの意味がないと言われてしまえばそれまでですが(^^;

でも男の子なら、「字が綺麗に書ける子はカッコいい」とか、

女の子なら、「字は性格を表すから、筆跡鑑定何て言う物もあるんだよ」とか、

何かしら興味がありそうなネタと絡めて誘ってあげれば、小4くらいまでは乗せられるでしょう。

また、同時に新しい漢字を練習するときに、ペン字スタイルでなぞって勉強する癖もつけておきましょう。

小学校5年生以上の反抗期を迎えてしまった子の場合

反抗期を迎えると、いくら丁寧に書けといっても聞きません。

ペン字をやろうといってもめんどくさいと言って一蹴されます。

こうなると、そもそも丁寧に書くこと自体が難しくなります。

そういう場合には、落書きでも何でも、書いたものを認めてあげるところから始めます。

例えば、イラストをよく書く女の子なら、そのイラストのいいところを褒めてあげましょう。

反抗期の子とはいえ、褒められると、上手に書こうと頑張ります。

これが功をなして、構図の美的感覚が養われてくると、ノートの構図も気になってきます

こうなれば、字の汚さにも自分から気付くため、突然丁寧に書き出すことがあります。

このタイミングを逃さず、褒めておだてて乗せてあげるといいでしょう。

褒めても乗って来ない子の場合

落書きもしない、褒めても乗って来ない、構図は全く気にしない、というタイプの子の場合、残念ながら親が何とかすることができる期間は過ぎてしまっています

これ以上言っても反発を招くだけなので、親以外の人に指摘してもらって意識させるしかありません。

方法としては、まず漢字練習中に既に間違っていることをしっかりと指摘してもらうこと。

漢字練習そのものが間違っているのにノーチェック、という状態では、いつまでたっても漢字の間違いは減りません

しっかりと練習からチェックしていくことが大切です。

次に、ただ指摘しても直しませんので、漢字練習について、子どもが面倒だと感じている部分を解消してあげることが大切になります。

結局根本的には、面倒だから練習が雑になり、それが原因で間違いが減らないという流れなので、その面倒だと感じる部分を緩和してあげることが、重要になります。

とはいえ、普通の塾や学校の先生では、まず漢字練習までチェックしてくれませんし、子どもにあった練習方法は教えてくれません。

大抵、その先生がやっていた方法を教えられるか、一般的な漢字練習を教えられるだけです。

でもそれでは子どもが練習を面倒だと感じる根本的な部分を解消できないんですね。

そんな時は、ファイへご連絡下さい

ファイでは、お子様の性格や生活の状況から、お子様にあった練習スタイルを提唱していきます。

また、普段練習している漢字もチェックしているので、間違えたまま覚えないように先回りすることができます。

そのまま言い続けても、放置しても直る見込みはありません。

そして年齢が上がれば上がる程、正しい漢字練習に修正するのが難しくなっていきます。

さらに漢字練習ができないということは、大抵他の教科にも影響を及ぼしていますからね。

漢字練習だけ直せばいいわけではありませんが、漢字練習の仕方が整うことで、他の教科が伸びるきっかけになることもあるのです。

ぜひお子様の漢字練習を、冷静に見直してみましょう。

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1981年生、千葉県出身の学習法診断士。独自の教育論、常識外れの教育手法を用いて、大手進学塾で実績、成績上昇率共にトップを取り続け、個別指導塾、家庭教師でもミラクルと言われる多数の逆転合格を打ち出す。2013年に進学塾PHIを作り、2015年に株式会社学習法指導塾PHIを設立。子供たちを対象とした勉強のやり方の指導を初め、親へも教育に関する子育て指導を実施。教育活動の一環として、高校や大学での指導、セミナー活動、塾や学校の先生など教育者に対するコンサルティング、動物介在教育など、多岐にわたって教育業に携わる。

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