4線ノートを使う意味
4線というのは英語の4線ノートの事です。
英語の一番最初はアルファベット。
そんなの簡単だと思っていませんか。
実際子ども達も小学校の英語で見慣れている事もあって「こんなの余裕!」といった感じのなめた取り組み方です。
しかしこのアルファベットの練習に大きな落とし穴があるのです。
このノートを見て下さい。
これは中1の初めての英語の授業で練習させた英語のノートです。
赤い四角で囲ってあるのがダメ出しをした字です。
- 四線を無視している。
- スペルをミスしている。
- アルファベットを間違えている。
ほぼこの3つです。
そして実はこのノート、3人分です。
1人のノートではなく、3人分のノートをくっつけたものなのです。
つまり、誰でもやってしまいがちな事なんですね。
というより、男の子は放って置くとほぼ間違いなくこんな感じになります。
4線無視は伸びる見込みなし
「これぐらいいいじゃないか」
「丁寧に書こうと思えば書ける」
と思う方も多いと思いますが、これが意外と深刻な問題なのです。
特にこの4線無視。
これは英語を舐めている証拠です!
中1のスタートでこれを放置すると、まずこれ以降英語を丁寧に書くことはできません。
それだけならまだしも、この4線無視をする子は大抵スペルミスの常習犯となります。
めんどくさがって単語練習をしませんから。
そして一番大きな問題は、4線無視する子は英語を丸暗記する傾向にあるという事です。
英語は丸暗記でしのげると思っている方も多いと思いますが、丸暗記の英語には限界があります。
もう目標が決まっていて丸暗記で通用するレベルまででいいのなら、それでも構いません。
しかしそれなりのレベルの学校を目指すとなればそうもいきません。
反抗期を迎えたら諦める
もししょっぱなから4線を無視して書いているようでしたら、早急に矯正した方がいいでしょう。
反抗期を迎えてからでは手遅れになります。
今ならまだ矯正してもそれが当たり前だと思わせる事ができます。
いくら字を矯正しても根本的なめんどくさがりが解決するわけではないため、字さえ強制すればいいという問題ではないのですが、そこから意識も改善していく事もありますので、やってみる価値は十分あるでしょう。
ただし、反抗期が来た時にリバウンドを起こすような強制の仕方はやめた方がいいでしょう。
反抗期を迎えると親では手に負えません。
子どもの性格によって対策や戦略は様々ですから、直接言うだけでは何も改善しませんよ。
ファイではノートチェックや声かけのアドバイスもしていますので、うまくいかない場合はご相談下さい(^^)/
⇒ 英語ノート(印刷用)はこちら。
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