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子どもの朝起きられない…を解消する方法

朝起きて目覚まし時計を止める女性

はじめに注意点

朝起きられないというのは,医学的な原因も考えられるので,何かおかしいな?と思う場合は迷わず専門家やお医者様にご相談下さい。これから書く内容は,あくまで医学的にではなく,生活習慣の工夫や,考え方を変える事で改善できる程度のアドバイスです。

チェック項目

  • 睡眠時間6~8時間取らせている。
  • 重度の低血圧などではない。
  • 重度の貧血などではない。
  • 22時~24時の間に床に入って寝ている。
  • 夜寝る直前に夜食を食べさせていない

以上で全て○がつけば,意識で改善できる可能性が高いと思います。もし1つでも○がついていない項目があれば,まずは生活から改善していく必要があるでしょう。

24時までには寝かせる

割と中学受験に熱心なご家庭では,夜中まで親が付き合って勉強していることが多いようですが,いくら勉強が終わらなくても,24時までには寝かせましょう。なぜなら,一般的には6~8時間がベストな睡眠時間という結果が出ています。そして24時以降に寝ると,6時間の確保がほとんどできません。

確かに明日までなどというものは何が何でも終わらせなければいけませんが,それに振り回されて日中眠くなって授業を聞き漏らすようでは本末転倒です。日中の過ごし方をしっかりと考えさせるべきです。また,成長ホルモンは質の高い睡眠をとることで出ると言われています。これが出るのは入眠から3~4時間と言われているので,遅くても問題ないのですが,子どもの内は学校がある以上,やはり生活のバランスを考えさせたいところ。そのため24時には寝かせる必要があるでしょう。

夜食は寝る1時間前以降食べさせない!

食べたものは消化するのに時間がかかります。夜寝ている間ももちろん内臓は起きて活動しているのですが,あまり重たいものをガッツリと食べさせると,内臓の負担が大きくなり,結果的に脳も体もあまり休まらない睡眠となってしまいます。よく勉強の合間に夜食を持っていくシーンがドラマや漫画で描かれますが,寝る1時間前の夜食は食べさせない方が良質な睡眠に結び付くはずです。

コーヒーやエナジードリンクを飲ませない!

コーヒーエナジードリンクに入っているカフェインは量が多く,成長期の子どもにとっては過剰摂取になる可能性があります。また,カフェインは次第に慣れてきて効果が感じられなくなってくるため,よりカフェインを求めて摂取してしまう可能性があります。

カフェイン自体の摂取が全くいけないわけではなく,過剰摂取が問題なので,少量であれば問題ありません。細かいことを言えば,お茶にもカフェインは入っていますからね。子どもの場合,効果が強く出すぎるのです。そのため,大人が制限できる環境であれば,気にしすぎる必要はありませんが,子どもがカフェインを求めて主体的に摂取できるような状況は避けるべきでしょう。言い方を変えると,カフェインを摂取させてまで勉強をさせるべきではないということです。

朝起きたら日光を浴びる!

うつ病の原因の1つに日光に当たっていないためというものがあるそうです。まだよくわかっていない部分も多い日光の効果ですが,生活のリズムに一役買っていることはわかっています。特に脚の裏側(足の裏ではないですよ!)のふくらはぎやひざ裏に日光を当てると,時差ぼけにも効果的といわれるほど生活のリズムが整うそうです。

ぐっすり眠るエアコンのタイマー設定

ぐっすり眠るのなんて当たり前と言えば当たり前ですが,起きていることに必死で意外とおろそかになりがちなのがこれ。夏は特に寝苦しくなり大変ですよね。エアコンをタイマーでセットして寝る方も多いと思いますが,これも設定時間一つで睡眠の深さが大きく変わります。エアコンをつけっぱなして寝ると良くないと言われた時代もありましたが,どんどん気温が上がっている今は,もうエアコンなしで寝るのは下手したら死に直結します。子どもなのでそれは極端だとしても,睡眠の質が大きく左右されるのは確か。

タイマーをつけるなら,大体3時間がいいと言われています。ほとんどの人がタイマーを1時間にしておくらしいのですが,エアコンが切れた後に室内も体温も上がり始めて結局寝苦しくなるのです。3時間までつけていれば,体温の上昇が緩やかになり,ちょうど6時間後くらいに目覚めやすい体温に近づいていきやすくなります。

目覚ましは1つだけにする

だって起きられなかったら?という方もいらっしゃいますが,いくつもつけているから起きられないのです。まだ次があるって考えてしまって,起きる気を奪っているのです。そこで,次はない限界ギリギリの目覚ましのみにしてしまいましょう!「この目覚ましでおきたらヤバイ!」そういうギリギリの時間です。

こうすることにより,始めは遅刻ギリギリのオンパレードになりますが,ちゃんとヤバイことを意識していれば,次第に目覚ましがなくても起きられるようになります。

私自身,目覚ましはギリギリの1つしかかけていませんが,今は目覚ましがなる前に起きています。起きたい時間,例えばそれが朝5時でも8時でも,目覚ましが鳴る大体1~2時間前には目が覚めています。もちろん自然に目が覚めるので,特に眠くてしょうがないという事もありません。もはや睡眠障害なんじゃないかという話もありますが(笑)

次の日に着るものを用意してから寝る

次の日の朝,最初にやることが決まっていないと起きられなくなります。そこで,必ずすることを予め準備して起き,それを起きたらすぐにやるようにする。これだけで起きやすくなります。よく使われるのは,次の日の朝すぐに着替えられるように,着替えを準備しておくというもの。着替えを親が準備してしまっては意味がありません。子どもが自分で,用意することに意味があります。自分で用意することで,次の日の朝やることが明確になりますし,目的意識を育てやすくなります。また,着替えは身体を動かすため,目が覚めやすくなる効果もあります。布団の中でもできることでは意味がないので,身体を意図的に動かさなければならないことにしておきましょう。

起こさない

人に頼ると,自分で起きる必要がなくなりますので,起きられない体質になってしまいます。やはり自分で起きるという意識が大切なのです。「ねむーい」って思っているようでは本当に眠くなってしまうのです。朝起きてやるべき事がある人なら,どうしても目が覚めてしまいます。この辺は意識で改善できる部分です。例えば,次の日の朝やるべきことを書き出させてから寝かせる。といった次の日に対して意識を持つ工夫をする。これも朝の目覚めに一役買います。

明日頑張る

やりすぎな例

以前こういう生徒がいました。女の子なのですが,勉強にすごくとらわれていて, やらないと気がすまないという感じで,夜も12時には寝かせていたのですが,3時には目が覚めてしまうので,学校に行くまで結局勉強するという生活。

つまり毎日3時間睡眠。これを目覚ましなしでやってしまうのです。これは間違いなく本人の意思の強さです。人間の意志というのはかなり生活にも影響を及ぼすもので,こんなことまでできるようになってしまうのです。

ところが彼女。ある日湯上りに髪の毛を乾かそうと洗面所に行って,そこでそのまま意識を失ってしまい,朝母親が起きてきて絶叫,それで目が覚めたそうです。のぼせたのもあるのでしょうが,意識が体力の限界を超えたのだと思います。ここまでいくと,自己暗示の世界ですね。

ある程度意識は必要ですが,度が過ぎるとこういう結果にもなりかねません。やはり最低限の上記の5つは守った上で目を覚ます努力をするようにしましょう!(^^)/

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学習法診断士。東京、千葉、埼玉を中心に独自の教育論、常識外れの教育手法を用いて大手進学塾や個別指導塾、家庭教師といった教育機関で多数のミラクルと言われるような合格を打ち出す。2013年に株式会社学習法指導塾PHIを設立し、子供たちへ勉強のやり方の指導を始め、親への接し方の指導、セミナー活動、高校や大学での指導、塾や学校の先生などの教育者に対する指導、動物介在教育など多岐にわたって教育業に携わる。

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