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冬至って何?親子の話題の小ネタ。

冬至は中学受験必須のネタ

塾生

「冬至って何ですか?なぜかぼちゃを食べたりゆず湯に入ったりするのでしょう?」

冬至は特に休みにもなりませんし、イベントとしては影が薄い気がします。

しかしスーパーに行けば冬至の食べ物としてかぼちゃ小豆(あずき)、ゆずが並びます。

学校と塾と家の往復しかしていないと気付かないかも知れませんが(^^;

でも冬至は受験にも出てくるぐらい重要なもの

特に理科の天体で冬至を知らなければ、太陽の動きは説明できません。

そんな冬至について、受験とも関わりのある部分を押さえておきましょう。

ぜひお子様と話してみて下さい。

冬至の日

2022年の冬至は12月22日となっています。

二十四節気の一つで、毎年大体21~22日になっています。

冬至の日として知っておいて欲しいのは、昼が一番短い日

言い換えると、夜が一番長い日、となります。

地球は地軸を傾けて公転しているため、季節によって太陽の高さが変わっていくんですね。

夏は日が高くなり、冬は低くなる。

この太陽が一番低くなった日を冬至といいます。

ちなみに一番高くなる日を夏至(げし)、昼と夜の長さが同じになるのが春分(しゅんぶん)と秋分(しゅうぶん)です。

春分・秋分・夏至・冬至の時の太陽の動き

柚子湯の由来

実はこれは、日本のお風呂文化に由来があります。

日本にお風呂という文化が入ってきたのは、仏教と同時期と言われています。

仏教伝来538年(日本人 百済の仏に ご参拝)ですね。

最もこの頃のお風呂はお湯に浸かるのではなく、蒸気のお風呂でした。

「風呂」の漢字も、元は「風炉」と書き、「火をたいて風を送る設備」ですからね。

この蒸気のお風呂、いわゆる蒸し風呂の文化がしばらく続きますが、江戸時代に入るとお湯を沸かして入るタイプのお風呂へと変わっていきます。

この代表が、いわゆる五右衛門風呂というものですね。

五右衛門風呂は小規模だったので、家庭向きでしたが、それが普及したため、次第に銭湯も湯船につかるタイプへと変化していきました。

それが今の温泉にあるような銭湯です。

そしてこの銭湯には一般庶民がコミュニケーション場として入っていたことから、災厄を払う催しとして、現在の入浴剤のように季節のものを入れて楽しむようになりました。

この一つが柚子湯です。

端午の節句に入る菖蒲湯と同じような位置づけで、厄払いの意味がありました。

冬至は暦上では生命が終わる時期と考えられているため、健康でいられるように、無病息災(むびょうそくさい)の願いを込めて柚子湯に入っていたのでしょう。

かぼちゃの由来

かぼちゃも柚子と同じ理由で、健康に生活できるように願いを込めて食べられています。

と、言われていますが、実は後から取って付けた説が有力

というのも、かぼちゃが日本に広まったのは、安土桃山時代。

大友宗麟が広めたと言われています。

そしてこの時のかぼちゃは南瓜(かぼちゃ)とは書くものの、「なんきん」と呼んでいました。

今でいう日本かぼちゃ。

現在もある品種でいうと、小菊南瓜や黒皮かぼちゃという手のひらサイズの小さいかぼちゃ。

このかぼちゃの旬は夏で、保存があまり効かないのです。

ということは、今食べられている西洋かぼちゃが入ってきてからの風習ということになります。

この西洋かぼちゃが日本に入ってきたのは…そう、明治時代以降、アメリカからの輸入です。

ハロウィンの記事の時にも書きましたが、ハロウィンのかぼちゃは元々カブだったんですね。

それがアメリカではかぼちゃがよく取れるので、カブからカボチャへと変わった。

その西洋カボチャが明治時代以降に日本に持ち込まれて定着したのです。

そしてこの西洋かぼちゃは水分が多く水っぽかったため、夏に収穫したものをそのまま寝かせて冬に食べると水分が抜けて美味しくなるのです。

おそらくそれが冬至と結びついて定着したのでしょう。

すると疑問になるのが「冬瓜(とうがん)」。

冬瓜の名前の由来は、夏から秋にかけて収穫し、冬まで寝かせて食べる瓜だったという説が有力ですが、それならまさに冬至の食べ物にうってつけじゃないかと思いますが…

冬瓜は立冬に食べるから外されたんですかね。

冬至に関連して知っておくといいことのまとめ

冬至は夜が一番長い日(昼が一番短い日)

太陽が一番低くなる日

柚子湯は厄払い

お風呂の文化は仏教(538年)と同じ時期から

かぼちゃは夏から秋に収穫して、冬に食べるのがおいしい

ちなみに柚子と同じ柑橘系、かぼちゃと同じウリ科は中学受験でよく出てくるのでまとめておきましょう。

柚子
  • 柚子の収穫量1位は高知県
  • みかんの収穫量1位は和歌山県、2位は愛媛県、3位は静岡県

データは2020年

ウリ科の植物
  • 糸瓜(ヘチマ)
  • 夕顔(ユウガオ) ※実は干瓢(かんぴょう)の原料
  • 冬瓜(トウガン) ※実はダイエットに人気の食材
  • ツルレイシニガウリゴーヤ
  • 胡瓜(キュウリ)
  • 南瓜(カボチャ) 1位:北海道
  • 西瓜(スイカ) 1位:熊本 2位:千葉
  • 瓢箪(ヒョウタン)
  • メロン 1位:茨城

データは2017~2020年

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